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サシモニ

サシ飲みがあるなら、サシモーニング(略称サシモニ)があっても良いじゃない

現状に飽きたらず。常に前へ。

サシモニ

今回のお相手は、本日一緒に株式会社omoroを創業した大山選手。昨年までチームラボという会社でカタリストと呼ばれるディレクター職として様々な仕事を担い、昨年6月にyakulというハードウェアの会社を創業。ハードウェア業界の実態から、チームラボでの仕事まで。色んな話を聞きました。なかなかオモロい話が満載ですよ。ぜひご一読ください!

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どうしてハードウェアの会社を

2年ほど前からMAKERS革命等の言葉が流行りだし、ハードウェア業界のスタートアップが盛り上がりを見せてきています。ハードウェアの分野で友人と一緒にyakulを創業した大山くん。なぜ、yakulを創業したのでしょうか。「前の会社でソフトウェア関連で色々な仕事をやったんだけど、ハードウェアと経営をやったことがなかったんですよね。元々モノ作りに興味があるとは思っていた。ただ、本当に興味があるかどうかは分からない。自分のテンションが上がるかどうか知りたくて会社を創ったんですよ。」自分のテンションが上がるかどうかを知るために会社を創る人っているのでしょうか。(笑)でも、ちゃんとした理由ももちろんあります。「ネットワークに繋がるハードウェアを前の会社でもやっていて、その時に結構失敗もしました。その過程を見ていてハードウェアを作ることって危険なんだけど、ナレッジの固まりがあるはずだし、知りたかったんです。実際に作ったモノが動くのが楽しいし、見たいなと思う。ディスプレイ上だけでなくてですね。」彼はチームラボ時代にチームラボハンガー等の開発に携わっていました。そのときの経験が動機になっているんですね。分からないものを分かるようになりたい。凄く純粋な好奇心ともいえますよね。

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実際にやってみてどうか

「まぁまぁテンション上がっているかな。今は人の課題解決を仕事としてやっていることが多いので、自分達ニーズのモノが出来てきたら、よりテンションが上がるかと。ただモノを作るだけよりも世の中が変わったり、人が変わるところを一番求めていきたいですね。」テンション上がっているようでなによりです。実際に彼等のような規模でハードウェアを作るのって難しい部分も多いはずです。(yakulは現在創業メンバー2人のみです)それでも、実際に結果を残しているのは素晴らしいですね。ただ、やってみて難しい部分もあるのではないでしょうか。「ハードウェアはイニシャルでお金がかかるのが厳しい。部品の設計から購入。集めた部品の組み立て等も費用がかかるため、回収に時間がかかるんだよね。最初にお金を持っている必要があるし、それが売れるかどうかも分からない。」確かにソフトウェアならプログラムを人が書けば良いので、人件費がメインの支出になります。しかし、ハードウェアはモノを作るため人件費以外に支出も多いし、入ってくるお金よりも先にお金が出ていくんですよね。僕も今ハードウェア絡みのプロジェクトに参加しているのですが、ここは結構難しい問題です。

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今後のyakul

さて、そんな難しい状況もあるわけですが、今後のハードウェア業界ってどうなんでしょうか。「市場が大きいところは大手が抑えていているから、ニッチなところに行かざるおえない。お金の面に関しては、クラウドファウンディングの仕組みは先にお金が入ってくるから、非常に良い仕組みだと思う。」確かに。クラウドファンディングって先に入金が確定するから、ハードウェアとの相性メチャメチャ良いんですよね。今後何かしらyakulでもクラウドファンディング使って始めてもらいたいですね。yakulに結構受託の話が来ているみたいだけど、どんな話が多いんでしょう。「基本人づてベースで話が来てる。新しいビジネスでハードウェアが絡むときにコンサルで入って、実際に製品化まで手伝うことが多いです。まだまだ市場も小さいし、数も少ない。その分、業界の横の繋がり多いし、お互いにナレッジを共有したり、人の貸し借りをしてるかな。ハードウェアの受託をしている企業はあまりないから、説明しにくいんですどね。」なるほど。横の繋がり素敵です。てか、今後yakulでどんなことしたいんだろうか。「一緒にやっている穴井くんがいじめを無くしたいって話があって、まずは問題を抱えている子達を採用できるようにしたいです。」うん。なんかこの感じ良いよね。まず、自分たちの出来るところからって感じで、人を採用していくってのは良いアクションだと個人的に思います。

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始まりはVJ

プロジェクションマッピング等の作品も作っている大山くんなのですが、どうしてアート的な世界にいったのでしょうか。「20歳のときにVJを始めたんですよね。(VJとはミュージシャンやDJが出演しているステージのバックで出ている映像を作ったり、演出する人のこと)毎日一緒にゲームをしていた友達が、色んなアーティストと活動したり、海外でワークショップを始めだして。当初はゲーム内で勝っていれば良かったんだけど、それじゃダメだと思って。それで作品作りを始めてみたんですよ。」なるほど。ゲーム内だけで勝てても、ちと微妙ですもんね。「けど全然描写する能力がなかった。それで、表現を磨く必要を感じてVJをやりました。メタモルフォーゼとかビッグビーチでもやってましたよ。」マジか!僕が行っていたイベントで大山くんがVJやっていたことが発覚。意外と結構前にすれ違いくらいはしていたかもしれないんですねぇ。不思議な縁があるものです。

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大学院での学び

経営学等を大学で学んだ後、大山選手は大学院に進んだそうです。「大学院でインタラクションデザインを専攻しましたね。人とモノや、人と人との関係の反応モデルが色々とあるのを学んだり。美術的な活動もして、ICCというメディアアートの美術館で作品を出したり、芸大の講師もやってました。」この人大学院生で学びながら、講師とかやっているんですよね。不思議な人です。実際にどんな作品を作っていたのでしょうか。「面白いものを早く見るためには、消費を早くしなければならないじゃん。金沢の21世紀美術館で展示したのは、それっぽい音楽をいかに早く作るかの実験。2曲選んで要素を抜くだけで、今どきっぽい曲が出来ちゃう。吉幾三の四つ打ちとか。コモディティのアートを掛け合わせることで、今どきのものが早く終わらないかと思って。」うん。変態ですね。そんなこと良く考えるよなぁと感心しますわ。でも発想は面白いですよね。発想の源泉が「面白いものが早く見たい」って超個人的なのも素敵です。

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新卒でチームラボへ

チームラボといえば、ネット関連の企業の中では結構有名ですよね。社長の猪子さんが情熱大陸等のテレビにも出ていたり、面白そうな会社というイメージです。どうしてチームラボへ入ったのでしょうか。「世の中を知らなさすぎて、研究者か美術家で食べていけると思っていたんだけど、そんなことないのに気付いた。それで安牌な会社を選ぼうと思って。チームラボのことは当時は全く知らなかったんですけどね。」安牌な会社を選ぼうと思ったって動機は面白いですね。アート的なことやっている人の動機っぽくないです。実際に面接してみてどうだったんでしょうか。「一次面接に出てくる人がメチャメチャ頭が良くて勉強になると思ったんです。最終面接の猪子さんは本当に合わないなと(笑)面接ではなく言い合いみたいな感じになったりしましたよ。日本画の話をしていたんだけど、猪子さんが負けそうになると本を出してきて、「ここ読んどいて」とか言ってた。」不思議な面接ですね。最終面接で社長と言い合うってのも聞いたことないですが、それを真摯に受ける猪子さんも面白い。ちなみに、後から彼は猪子さんの言っていることが、ちゃんと理解できるようになったそうです(笑)

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チームラボでの働き方

実際にチームラボで働いてみて、どうだったのでしょうか。「舞台の映像の仕事をやるところから始まった。猪子プロジェクトが色々あって、2年間くらいはずっと猪子さんと仕事をしていましたね。ときにはWEBを作ったり、アート作品を作ってた。昼も夜もない生活で明け方帰る。みんなが出勤してくるときに自分が帰るような生活でしたね。」新卒で入って、この経験は良いですよね。理解できない人もいるかもしれませんが、絶対にそのときの経験って、後々の自分の考え方や仕事の取り組み方に良い影響を与えるモノ。何かしら実現したいものがあるのであればですけどね。本人的にはどうだったのでしょうか。「猪子さんと夜中の1時から2つMTGやって、5時くらいから、なか卯行って牛丼食べるみたいな生活。やっていることも楽しかったし、頭良い人と一緒に仕事をするのが楽しかった。一緒にやっていると先に答えが分かるときが楽しかったりね。」「2年くらいしたら、「そろそろ大山に普通の仕事をさせた方が良い」と周りの声が出てきて、大きな案件の仕事をするようになったんだ。」確かにデキる人と仕事するのって楽しいんですよね。日々刺激があるし。物事が進むのも早かったりする。周りの環境で自分の実力って自ずと決まる部分って、少なからず世の中ありますよね。

 

楽しいこと

そんなチームラボの時代に楽しかったことって何だったのでしょうか。「一番楽しかったのは、今yakulで一緒にやっている穴井くんとかと一緒に、仕事が終わったあとにアイデア持ち寄って考えたり、何か作ったりしていたことが楽しかった。解決法とか考え方は間違っているかもしれないけど、自分たちが主体的にやったものが楽しいよね。自分にとって意味のあるものは、自分たちのモノだと言えるコトが大事かな。」何かを考えて具現化するってホント楽しいことですよね。僕も色んなアイデア考えたり、実行するの好きなので、結構この感覚分かります。最後に、個人的な今後のビジョン的なものってあるのでしょうか。「いかに時代とか歴史に貢献するかを考えている。研究の分野では今まで人がやってきたものが明らかになっていて、新しいことをやるときに、前時代の人がやってきたことを踏まえて、積み上げていく。自分自身がその上に一つ積み上げることをしたい。大学院で研究職をやっていたから、このような考え方を叩きこまれたんだけどね。」「元々、テクノロジーやプログラムの勉強をしたかったので大学院に進んだ。時間を稼ぎたかった。大学では経営学部だったから周りは銀行とか証券会社に入って行く。そこに入ったら抜けられなくなるって感じていたし。そこに行かなかったからこそ、自分が凄い人だったら良いなと思っています。」うんうん。素敵です。今後のyakulが世の中に対して、どのような積み上げをしていくのか。非常に楽しみです!!

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僕はこう思った

一緒にomoroを創業した大山くん。元々の出逢いは前職の関係で、一緒に会社やろうと話をして決めるまで、3ヶ月くらいの付き合いです。多分それまでに会った回数も5回くらいじゃないでしょうか。なので、今回のサシモニで知ったこともたくさんあります(笑)どうして、彼と一緒にやろうと思ったのか。その理由が何となくサシモニの中でも気付かされました。ノリが近かったり、様々なやりやすい部分はあるのですが、根本に世の中に対して価値を積み上げていきたいって思考が近しいんですよね。そして、アプローチ方法は様々なモノがあるということも含めて。彼とomoroのビジョンについて話していたときに、「ハードウェアの会社を始めて、ハードウェアの話しか来なくなったことに少し問題を感じている。」的な話があったんです。これ僕も良く分かる。僕は古賀洋吉さんという方の人生観が凄く好きで、古賀さんの言葉で、次のような言葉があります。「僕の価値観の前提として、人生の価値とは、その人が生まれた世界と生まれなかった世界の差だと思っている。つまり、「僕」とは、「僕が死ぬまでに行った全ての行動が世の中に残した影響、変化、差の合計」である。それゆえに、僕の人生において重要な問いは、「結局、僕って、世界にとって生まれたほうが良かったんだっけ?」というものだ。」この言葉。僕は心から同意しているし、なるべくなら、たくさんのプラスの痕跡を世の中に残していきたい。それが驕りと言われようが、そうありたい。そのための解決するツールって千差万別。Webでもハードウェアでも、色んなアプローチがある。もちろん人を紹介するってのも全然あり。そこに価値が生まれるなら。って感じのスタンスなんですよね。全部を自分一人でやることは不可能だけど、みんなで取り組んだら上手くいくことってたくさんあるはずです。omoroで多くの価値を創造できるよう一緒に楽しんでいきたいですね!

 

yakul情報

HP:yakul inc.
FBページ:ヤックル株式会社 - 東京都千代田区 - 宗教団体 | Facebook

 

今日のサシモニ会場

店名:コーヒーハウス フローラル

住所:千代田区麹町6-6スクワール麹町1F

URL:レストラン&喫茶 - 東京・四ツ谷の宴会・パーティー会場はスクワール麹町

感想:お目当てのお店が見つからず、急遽近くで空いているお店にいきました。最近朝カレーがあるお店を見つけると、つい食べてしまいます。イチローに影響されてなのですが、イチローって今は朝カレーしてないんですよね。

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サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「サシモニしてしてみよう」と思った方は、お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

Email:hishiki0519アットgmail.com
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