サシモニ

サシ飲みがあるなら、サシモーニング(略称サシモニ)があっても良いじゃない

自分らしさが自分らしさを取り戻す

今回のサシモニのお相手は現在イギリスに移住中の久野ちゃん。20代後半にして海外に移住するという選択。日本で彼女が働いていた人事の仕事の話やイギリスでの話。そして震災に関する話等々。幅広く話を伺いました。今の若い女性がどんなことを考えているのか一端を知ることができるのではないかと思います。ぜひ彼女の話に触れてみてください!

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イギリスへの移住

サシモニした日はイギリスに移住する前のタイミングでした。今回の移住前にイギリスには最近留学で行っていたんですよね。「半年だけビザなしでイギリスに行ってきました。半分学校に行って半分遊びの生活です。5週間かけてバックパッカーもしましたよ。」なるほど。それがキッカケでビザを取得してイギリスに移住することになったわけか。イギリスってどんな国でしたか。「ご飯はやっぱり美味しくないけど伝統的な国でした。歴史も長いし、色んな分野における発祥の地。英語もそうですよね。実は発祥好きなんです。0から1を作ることに憧れを持ちますね。」やっぱりご飯は美味しくないんだ(笑)確かにイギリスは伝統って言葉がよく似合いますね。現地での仕事はどうするのでしょうか。「オフィスワークをやりたいので、現地でも就職先を探す予定です。日本に帰国したら英語を使って仕事をしたいので。オフィスで使う接遇マナーも学びたいんですよね。」ん!?現地で仕事を探す、、、一体どういうことなのでしょうか。

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イギリスでの仕事

イギリスに渡って最初の仕事はどうするのでしょうか。「とある日本食レストランで働く予定です。日本人のイギリスのワーキングホリデービザ枠は年間1,000人なのですが、ビザを取得した人の大体1割がそこで働いた経験があると言われるお店です。」1割って100人か。そんなお店があるものなんですね。どうして、そのお店で働くことになったのでしょうか。「60歳になるイギリス人の社長がいるのですが、前回イギリスに行ったときに、その人が教会で英語をチャリティで教えていて習っていました。」「その方にクリスマスパーティーのときにメッセージを送ったりして仲良くさせてもらっていたら、その方が日本に来ることが分かったんです。それで、私が帰国しているときに東北にアテンドして仲良くなったんですよ。」凄い。繋がるんだなぁ。一つ一つの出逢いを大事にしたんでしょうね。目の前の人を大切にするって当たり前のことだけどホント大事です。

 

人事の仕事

日本にいたときは人事の仕事をしていたそうですが、僕は全く未知の世界です。どんな仕事なのでしょうか。「人事の仕事の難しさは正解がないところです。あと評価面ですね。優秀な人が採れたとしても、結果が出るまでには時間がかかります。結果を出せるようになったら、「現場が育てた」という評価がされるときもある。採用した人が駄目だと人事が選ぶ人が悪いと言われることもあったりするんですよ。」なるほど。そういうこともあるんですね。では、人事の仕事の楽しい面は何なのでしょうか。「自分が採用に携わった人が会社で評価されるようになると嬉しいですね。」「以前の職場に入社しなかった人達からも会いたいと言ってくれることがあるのは人事冥利につきますよ。」えっ。入社しなかった人達と会うってどういうことでしょうか。「入社しなかった人達ともSNSで繋がっているから、今でも仲良かったり、会社の関係性がなくても会いたいと言ってくれるんです。」へぇ。それは嬉しいだろうな。なぜだと思いますか。「1人の人として向き合っているから、会社の枠を越えて仲良くいられるかもしれませんね。」うん。素敵なエピソード!!

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いじめ、いじめられ

僕から見て久野ちゃんは結構リーダーシップがある感じなのですが、昔からそうだったのでしょうか。「小さな頃から人をまとめるポジションをやっていました。でも、小学校6年生のときにちょっとそのポジションに疲れを感じたんです。それで、中学に入ってからは取り巻き側をやってみようと思ってやってみたら結構楽で楽しかったですね。」面白いな。小6でそんな疲れを感じることがあるんだ。んで、その後はどうだったのでしょうか。「中学生のときに取り巻き集団の中でいじめがあって、私が中立の立場になったら自分もハブられました。それでいじめられていた子と仲良くなって、その子と語るようになりましたね。その後はまたリーダー側の立場に戻って生きてきたので、あの時にいじめに加担していたら、ずっと取り巻き側でいたかもしれません。」そうか。いじめの現場で自分らしさをきちんと出したことが、元々の自分らしい世界に戻るキッカケになったんですね。そういう人が救われる世界であってもらいたいものです。自分らしさのキッカケなんて、どこにあるか分からないものですね。

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震災が教えてくれたこと

久野ちゃんは東日本大震災のボランティア等にもよく行っていました。どのような経緯があったのでしょうか。「震災前に留学を検討していました。でも震災があって「国内にこんなに大変な人たちがいるんだから、海外に行っている場合じゃない。」と考え、東北に行くようになりました。」そうだったんだ。全然知らなかったなぁ。「当たり前だと思っていたことが当たり前じゃない。日本人はみんな知ったのに何も変わらないですよね。「時間をムダにするな」ということを震災から学びました。何となく過ごして生きていたけど、今はやりたいことをやります。自分を変えれば何でもできる。だからこそ、イギリスに行くにあたっても不安はありませんよ。」そうだね。つい目の前の日常に流されがちだけど、目の前の日常ほど有難いものってないからね。

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精神的ドM

イギリスに暮らす。行ったことがないので想像もつかないのですが、色々と日本との違いはあるんでしょうね。「イギリスでは水子が医療ゴミ扱いになります。そんな話を現地の人としていると文化の違いを感じます。だからこそ、またイギリスに行って色々と知りたいと思う気持ちになりました。」水子が医療ゴミか。それは大きな違いだなぁ。でも30歳手前で移住ってまた思い切った決断だよね。「精神的ドMなんです。程よくMでいることの心地よさってあります。自分で全部選んでいるから、出来るところまでやる。次こそちゃんとやろうって思い続けています。」たくましいですねぇ。他にも意識していることってあるのでしょうか。「夢は逃げない。逃げるのは自分。昔から好きな言葉なんです。苦手なことも欠点を補えるようになれれば良いですよね。逃げているわけではなくて違う視点で動き出す。そういったことを繰り返していけば、例え自然災害でも受け止め方次第で誰のせいにもしないし、楽になりますよね。」うんうん。こうやって考えられる人だったら異国の地でもきっと得るものが大きい生活を過ごせるんでしょうね。帰国してまた会う日が今から楽しみです!!

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僕はこう思った

久野ちゃん面白い子です。色んなエピソードがありましたが、個人的にはいじめの話が面白かったですね。恐らく彼女だって自分が中立の立場になったら、どのような扱いを自分が受けるかウッスラとは感じ取っていたと思うんです。それでも自分の正義を貫いて、中立の立場をとった。その勇気って中学生のときってなかなか持てなかったりしますよね。芯の強さというか。しかも、それがキッカケで自分らしい立ち位置に戻るなんてエピソードも素敵じゃないですか。これって別に子供時分の話だけではなく、大人になっても同じような境遇に立つ場面ってありますよね。そのときに自分はどう行動するのか。もちろん周りのこととか考える必要はあるけど、きちんと考えて行動し、相手の立場も取った上で、自分の信じる道を進む。後から後悔することには決してならないのではないでしょうか。僕もそう信じているからこそ、自分の道を突き進んでいきたいと考えています。過去に周りの人から批判されたり、白い目を向けられることもありましたが、今振り返ると結局全て良い経験になっていますからね。ガンガンいこうぜ!!

 

今日のサシモニ会場

楡 (NIRE) - 新宿/喫茶店 [食べログ]

感想:新宿駅京王線と繋がる地下通路を使って改札を出るとすぐあるお店。アクセスがメチャメチャ良いので助かります。ここのシナモントーストは結構好きです!

サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

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