サシモニ

サシ飲みがあるなら、サシモーニング(略称サシモニ)があっても良いじゃない

丸の内にエンターテイメントの石を投げる

今回のサシモニのお相手はミナさん。Theatre at Dawnという劇場を朝の丸の内で開催している方です。サシモニしている僕としては、色々と話を伺ってみたい方!!話してみるとホント素敵な方で、心がほっこりする感じのお相手でした。東京の中心地。いや、日本の中心地である丸の内でどんなことが行われているのか。ぜひご一読ください!

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丸の内朝大学から

Theatre at Dawnを朝の丸の内で開催されているわけですが、どうして朝に劇場を開催することになったのですか。「丸の内朝大学でソーシャルプロデューサークラスがありました。街にも良く、面白い企画をクラスで作ろうという取組みです。1人につき1回プレゼンするのですが、そのときに思い付いたものが朝に劇場を運営することでした。」なるほど。丸の内朝大学がキッカケになったんですね。Theatre at Dawnはどんなコンセプトなのでしょうか。「心のストレッチができる場を目指しています。ラジオ体操で身体のストレッチをするように、朝、心をストレッチする。このコンセプトで2年以上やっています。」ラジオ体操の心バージョンって聞くと分かりやすくて良いですね。身体だけじゃなく心も朝からストレッチ。サシモニ好きな僕としてはメチャメチャ魅力的なお話です。

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なぜ丸の内

丸の内といえばビジネス街のイメージなのですが、丸の内でやることの魅力って何があるのでしょうか。「丸の内はビジネス街。そこに文化の潤いがあればさらに良いですよね。文化の発信基地になったり、役者のプロデュースだったり、展示だったり。Theatre at Dawnを通じてエンターテイメントの世界が拡がれば嬉しいですね。」なるほど。丸の内と劇場ってギャップ感があって良いですよね。でも、どうして劇場なのでしょうか。「Theatre at Dawnは2人で始めたのですが、私達はエンターテイメントが好きなんです。それに、普通の劇場だと昼公演と夜公演がある。なんで朝公演はないのかなって思ったんです。」うぉぉぉぉ!!それ僕が夜はサシ飲みがあるのに朝はない。だからサシモニってコンセプトと激近ですね。実際どのくらいお客さんがいらっしゃるんですか。「カフェで開催すると大体25人~50人来場されます。その内リピーターの方は10人くらいですね。」それだけの人が朝から来てくれるわけですね。素敵です!

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人の流れが変わる

元々エンターテイメントの分野が好きなことは理解できたのですが、今やっていることに対し、他にも元々好きだったことの要素ってあるんですか。「人の集まりを見るのが昔から好きです。川の流れと一緒でサーっと流れているのが、石を投げることで流れが変わり、他のものも連動してドンドン変わっていくのを見るのが特に好きなんですよ。」たしかに、大きな流れも何らかのインパクトを与えることで、方向が変わることもありますもんね。「エンターテイメントを一つ落とすことで流れが変わる。この関係が大好きです。」なるほど。丸の内というビジネスの流れの川に、エンターテイメントという石を投げ込んでいるわけか。面白いなぁ。最近丸の内で色々とやっている方の話を聞きますが、やっぱり石を投げることで変わることってあるんですね。 

 

アメリカでの生活

なんかとっても素敵なミナさんなのですが、学生時代はどんな人だったんですか。「高校までは札幌で大学からアメリカに行きました。オハイオに4年間いましたよ。日本人が少ないところに行こうと思って、小さな学校で先生1人当たり生徒数14人の恵まれた環境でした。英語を学ぶのではなく、英語で学ぶのが早いと思ったんです」英語を学ぶには抜群の環境ですね。そこに飛び込む勇気も凄いですが。どうしてアメリカに行きたかったのでしょうか。「中学生のときに良い先生がいて、疑問文作りを学べたりして、英語が好きになったんです。」「ミュージカルが好きだったから、アメリカに対する憧れもありました。ミュージカルの舞台を英語で理解できるようになりたかったですね。」そうか。きっと昔からミュージカルが好きなこともTheatre at Dawnに通じているんでしょうね。

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日本にリハビリ

アメリカで大学生活を送った後は就職等どうしたのでしょうか。「アメリカで日系の会社で通訳として1年働いた後、札幌に戻ってホテルでベルマンを1年くらいやりました。アメリカ生活が5年続いたので日本へのリハビリ感覚で会社に入りました。」確かに5年間もアメリカに馴染むと結構ギャップがありそうですもんね。「上司に対する敬語やお客様に対しての敬語。こういったものを日本人として治す期間でしたね。当初は周りの人から「外国人みたいな感じで怖い」と言われることもありました。」そうなんだ。やっぱり長くいると色々変わるものなんですね。ホテルではどのような仕事をしていたのですか。「外国人の団体も訪れるホテルだったので英語を使える機会もありました。」「札幌の観光案内が出来るのが嬉しかったですね。自分で札幌を回って人気の観光地ランキング入りの地図を作成して、ホテル内に掲示もしました。」凄いな。自作の観光マップですね。流石エンターテイナーです。その後はどうしたのでしょうか。「英語を使える仕事をしたくて、英語を使う秘書業務に転職しました。ホテルで働いていると一期一会になりがちだけど、秘書だと特定の人に対して好きなサービスを出来ます。」「秘書の楽しさは4~5人の人たちの呼吸に合わせつつ、同じ人を毎日サービス出来る喜びがあることですね。」呼吸を合わせてサービスするって良い言葉ですね。相手のことを考えたりするのが好きなミナさんだから出る言葉の気がします。

 

自分が観客

Theatre at Dawnの話に戻りますが、やっていて楽しいことってどういった部分なのでしょうか。「人のリアクションが好きなんです。「相手がこうしたら喜ぶんじゃないか。」と考えること自体も好きですね。」「常に自分が観客なんだと思います。舞台の上で一緒に踊るのは好きじゃないけど、舞台を作るコトは好きです。裏方が楽しいんですよね。」なるほど。作り上げることの楽しさってありますもんね。でも仕事をしながらTheatre at Dawnのようなものをやるって大変そうですが、意識していることってあったんですか。「なんでもない素人の自分がどこまで遊べるかを見せたかったですね。自分でも出来るんだから、誰でも出来ることを伝えたかったです。」「丸の内にずっといる普通のOLが、丸の内にいたまま、どれだけ豊かに遊べるかを見せたかったですね。」そういう想いがあるわけですか。うんうん。確かにミナさんのような姿を見ていると、同じようなことをやりたいと考えている人も勇気づけられそうですね。

Theatre at Dawn(シアターアットドーン)〜街と人をつなぎ、新しい社交の場をつくる

これから

Theatre at Dawnの今後が気になるところですが、目指すところとかってあるのでしょうか。「Theatre at Dawnが楽しくなっちゃって、今の仕事をしながらやるのは中途半端で甘えだなと思えてきたんです。100%コミットして、生活を成り立たせることに挑戦していくところです。」なるほど。先程の話ではOLをしながら遊べるかといった話がありましたが、2年以上続けたことでさらなるステップを踏んでいくわけですね。「これからドンドン公演をうっていきたいです。それも知名度に頼らない見せ方をやりたいんです。自分たちが良いと思ったものが、どれだけの人にウケるかみてみたいんですね。」「劇場という幅広いコンセプトを取ったから、どんなことでも出来るし、チャレンジしていきたいです。」なんか凄い良い感じですね。反対に困り事ってどんなものがあるのでしょうか。「公演依頼の話を多く頂くのですが、全てが出来るわけじゃないので、その調整が難しいですね。100%お客さんとしてみた時に、朝見たら眠くなってしまうものもありますし。」Theatre at Dawnが注目されている証拠の困り事ですね。他にもやりたいことってあるのですか。「Theatre at Dawnのようなコンテンツをたくさん作っていきたいです。例えば、和のプロジェクトをやりたいですね。もうちょっと普通にお洒落で着物を着たり、和服を普通に着ている世界があっても良いですよね。敷居の低い形で和の敷居を下げていきたいですね。」朝に劇場を作ることで劇場の敷居も下げ、和服の敷居も下げるわけですか。素敵ですね。今後どれだけ多くの人達に様々な文化を伝えていくのか楽しみです!

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僕はこう思った

丸の内という場所を舞台に活躍しているミナさん。キッカケは丸の内朝大学の授業からでしたが、そこから生まれたものを2年以上続けているのってホント凄いことだと思います。どうして続けられるのかなぁ。と考えてみると、やっぱり好きなことをやっているからってことと、自分自身の性格というか趣向の部分がガッチリマッチしている印象を受けました。Theatre at Dawnという自分たちが好きなエンターテイメントを作り手側の立場で取り組んでいく。もちろん大変なことや、辛いこともあるのでしょうが、やっている内容もやっているコトも自分たちが好きだったり、自分に合っているからこそ、普通のOLとして仕事をしながらでも続けていられる秘訣のような気がします。多くの人が好きなことを仕事に出来れば良いと考えますが、「仕事にしなくても好きなことって出来るんだよ。」そんなメッセージもTheatre at Dawnの取り組みには秘められている気がします。少しずつでも形にしていくことで、やりたいことをやれるようにする。やりたいことがあるけど一歩が踏み出せない方にとっては、とっても勇気の出る話ではないでしょうか。だって、やっている人がこうやっていますもんね。

 

Theatre at Dawn情報

HP http://theatre-at-dawn.blogspot.jp/

FBページ 


『Theatre at Dawn』 シアター・アット・ドーン | Facebook

 

今日のサシモニ会場


丸の内カフェ ease (イーズ) - 東京/カフェ [食べログ]

感想:丸の内でサシモニするってなかなかなかったのですが、良いものですね!!なんだか朝から調子が良くなるお店でした!

サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

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