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サシモニ

サシ飲みがあるなら、サシモーニング(略称サシモニ)があっても良いじゃない

怪人によるデザイン

サシモニ

今回のサシモニのお相手は桑畑タケルさん!!僕がFBでサシモニのアップデートを投稿すると、いつも「ヒシモ二良いね」とか「アサモニ最高」といった、お茶目っぷりを見せてくれるタケルさん。お陰様でアサモニと間違われる機会が多くなっている気がします(笑)そんなタケルさんですがジャンプスタートというデザイン系の会社をやっている社長さんです。タケルさんって不思議な雰囲気をお持ちの方で何を考えているんだか、一見よく分からなかったりするのですが、話を聞けば聞くほどとっても魅力的な方だとあらためて実感できました。ぜひご一読ください!!

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オペラ座の怪人

タケルさんに対して不思議な人という印象を持っている人は僕以外にもいそうですが、ご自身は周りからどんな人と思われているイメージがあるのでしょうか。「うそ臭い人間と思われているんじゃないかな。人によって、おとなしい人と言われたり、うるさい人と言われたりする。その人の期待に合わせてキャラを作っちゃうんだよね。自分に自信がないからだろうけど。」「仕事だと他人の会社を表現するのは出来るけど、自社だったり自分の表現になると難しいね。」他者のことは表現できても自分のことって難しいものなんですね。「映画の「オペラ座の怪人」を見た時に自分は怪人と一緒だなと思ったんだよね。彼は愛する人をプロデュースするのは上手だけど、自分の気持ちの表現は下手。ようはモテたいんだけど自分のことになるとダメなんだよ。」モテたい。男として大事な思考ですよね。「会社経営を含めて人に恵まれてきているね。小中高大学と一番賑やかなクラスにいたし、先生も好きだった。自分が人からモテてきたと分かったとき、周りにもそうなって欲しいと思ってさ。うちの会社に入社したらモテるようになってもらいたい。」人間の本質的な欲求として「モテたいんや!!」ってありますよね。別に異性だけじゃなく同性からや、世代を越えた人を含めて。モテるようになる会社。とっても魅力的です。

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起業の経緯

ジャンプスタートも現在7年目ということなのですが、どのような経緯で起業することになったのでしょうか。「29歳のときに会社を作ったけど、元々経営者になりたい独立意識はなかった。新卒で大日本印刷に入ってデザイン仕事のメイン部分をやらせてもらったから、1年半でやりたいことがなくなってしまってね。それで多摩美の大学院に入ったんだ。」大企業に入って1年半で辞める理由が「やりたいことをやれたから」って凄いですね。「学費のことを考えて、友人の兄から仕事をもらっていたら、いつの間にかフリーランスで仕事ができる状況になっていたんだ。」「卒業したら就職しようと思っていたけど、周りの経営者に相談したら「仕事があるんだったら、自分でやれば良いじゃないか。」と言われて、「それもアリだな。」と思って作った会社がジャンプスタートなんだよね。」不思議な流れですね。会社を辞めて大学院に行ったのに、その環境のお陰で独立して会社を作れる環境ができてしまったわけですね。人生何が起因して変わるかなんて分からないものですね。

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ジャンプスタート

会社を作るときって色んなやり方があると思うのですが、ジャンプスタートの場合はどうだったのでしょうか。「1円起業とか格好悪いと思う変なプライドがあって、1,000万円集めようと思ったんだ。でも資本金1,000万円だと消費税の課税会社になることが分かって、周りの経営者の人達にお願いして700万円集めた。自分がお世話になった人達が出資してくれてスタートした会社なんだよね。」凄いな。29歳で個人の人徳で700万円集めるって誰でもできることじゃないと思います。「いきなり社員5人雇って始めてさ。デザイナーとして力はあったと思うけど、マネジメントの経験なんて皆無だし、請求書と納品書の違いを覚えるところから始めていったね。」若かりし頃ってやつですね!今ではどんな状況なのでしょうか。「メインの業態がデザインなのは変わらないよ。現在は正社員が3人。パートが2人。業務委託が3~4人。会社を大きくしたい気持ちはあるね。自分たちのやっている事業インパクトを出したいから。自分たちが生み出しているクリエーションが、より多くの人の人生のキッカケになるようにしたいね。」より多くの人の人生のキッカケですか。素敵です。

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モノじゃなくコト

僕の友人でもデザイン系の会社の社長がいますが、ジャンプスタートの他社との違いってなんでしょうか。「モノじゃなくてコトから考えること。目的のために何が出来るかを考えられる。だから経営者に喜ばれる。全体感を把握した上で、最適化を図るイメージだね。経営のノウハウは体系的に分かっていないかもしれない。けど、経営の苦しさや喜びを体験しているから共感できるしね。」モノじゃなくてコトから考えるね。うんうん、メチャメチャ大事ですよね。「この4,5年は自分の個性をあまり考えてないね。自分で個性を意識しなくても相手が感じられるものが個性。何でも個性を出そうとすると自分の押し付けになるしさ。」デザインにおける個性って難しそうですね。「昔は相手が自分の個性を欲しくて仕事が来ていると思っていたけど、今はクライアントを理解することが大事だと認識している。」「相手を受け止めながら確認していくと、相手のニーズが明確になっていくからね。それが一番クライアントにとって欲しいものではないかな。」なるほど。相手の理解から全てが始まるわけですね。「桑畑と話をすると事業プランまで明確になる。それをデザインに落とし込む。それがジャンプスタートの力。」良いですね。デザインの話を相談して事業プランまで明確になる会社ってなかなかなさそうです。

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デザインの世界へ

僕は絵とかそういったものが全くの苦手なのですが、どういった経緯でタケルさんはデザインの世界に入っていったのでしょうか。「元々絵が得意なんだよね。同窓会に行っても「絵が上手かった」としか友人から言われない(笑)国語が苦手で人の文章を理解するのが出来なかったしね。」そうなんだ。言語の人じゃなくて、視覚の人だったんでしょうね。「学生時代に先生から頼まれて、DVDのデザインを作って1万円貰えたことがあってさ。自分の好きなことをやって、お金をもらえることが嬉しかった。自分がやりたいことをするためにはお金を払う必要があると思っていたのに、やりたいことをやってお金を貰えることの喜びに気付いた瞬間かな。」それは良いキッカケですね。やりたいことやってお金貰えるのは、個人の幸せの最大化の1つかもしれませんよね。ちょっとしたエピソードが人の人生に大きく影響を与えるものですね。

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伴侶との出逢い

そういえば、タケルさんは奥さんと一緒に仕事をしているそうですが、どのような経緯があったのでしょうか。「嫁とは知人からの紹介で出逢って、しばらくして仕事を探していることを知ったので、社員になってもらった。3年くらい一緒に働いてから結婚したよ。」そうなんだ。奥さんと一緒に仕事をするってどうなんですか。「嫁に対してはできるかぎりオープンにしているよ。オープンにするというよりも、一番の相談相手なので必然的にそうなる。ほとんど一方的に支えてもらっている関係だね。」良い関係なんですね。他に奥様の魅力はありますか。「価値観もフィーリングが合うし、本人が献身的な人だから人を立てようとする。だからこそ、そういう人に対して幸せになってもらいたいと思う。そういう人が幸せになる世の中になってもらいたい。」おいおい!とんでもなく素敵なエピソードですね。人柄はどんな方なのですか。「今まで出逢った女性の中でもダントツに話を聞くのがうまい人。共感力が高いんだよね。」良いな。素敵だな。僕もこんなことを言える奥さんを早くみつけなきゃ!! 

クリエイティブを伸ばす

最後にタケルさんのやりたことってどんなことがあるのでしょうか。「日本はクリエイティブの国だと思うから、作る喜びを知る体験を多くの人に伝えていきたいね。」「雇用を通じても拡げていきたい。今まで同じ業種の仕事をしてきた人が、うちの会社に入社すると「面白さが違う」と言ってくれるから。それは嬉しいことだよね。」同じ仕事をしているはずなのに、違う面白みを感じられるのは良いですね。なぜなんでしょうか。「1つに責任が重いスタイルでやっているからかもしれない。クライアントが直で要求してきたものを求められているし、期待が大きいと頑張れるもの。」仕組み的な話ですね。うんうん。責任持てる仕事って大事ですね。あとはやはり技術的な部分の話もあるのでしょうか。「デザインには知識と技術は間違いなく必要。それと同時に発信者が人で、受け手も人であることを理解できているかが大事だね。デザインはコミュニケーションのツール。そこがブレちゃうとダメだね。」何のためのデザインであるか。それこそジャンプスタートの得意な部分なんでしょうね。今後のジャンプスタートのクリエイティブがどう世の中を変えていくのか、とっても楽しみです!!

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僕はこう思った

普段はふざけたやり取りをすることが多いタケルさん。仕事の話等を真面目に聞く機会が今まであまり多くなかったからこそ、意外な一面を知れる良い機会となりました。それにしてもオペラ座の怪人理論は面白かったです。確かに怪人はプロデュース力があって想い人を一流の道へと導いたのですが、自分自身の想いは成就しなかったわけですよね。不思議なものですね。自分のことは苦手でも、相手のことなら出来るって。きっとタケルさんのデザインのスタイルもドンドン変化していて、文中にあった「昔は相手が自分の個性を欲しくて仕事が来ていると思っていたけど、今はクライアントを理解することが大事だと認識している。」って話も、ドンドン怪人よりの思考になっているわけですよね。でもそれこそがデザインを作る人にとっては大事な思考なのかもしれません。なぜならデザインの仕事って殆どがクライアントワークだから。だとすると、相手のニーズをキッチリと取り込んだ上で、どのようにして相手の期待を越えていくかが大事になります。相手のニーズが分かっていなければ、デザインを作る上での基礎は築けないはずですからね。怪人タケル。一体今後どうなっていくのでしょうか。オペラ座の怪人のように世間をあっと言わせるプロデュースを今後も楽しみにしていきたいと思います!

 

タケルさん情報

会社HP:Jump Start 株式会社-ジャンプスタート 人と企業を活性化する広告の企画・制作 - Design & Dialogue -

鎌倉の会社合同説明会:鎌倉の会社説明会 - 鎌倉で働く社長たちの本音|カマコンバレー

9月13日(土)にタケルさんのジャンプスタート含め鎌倉の会社が集まる合同会社説明会があります!!生タケルさんと飲みにもいけますし、他にも魅力的な社長達がたくさんいらっしゃるので、興味のある方はぜひご参加ください!!