サシモニ

サシ飲みがあるなら、サシモーニング(略称サシモニ)があっても良いじゃない

モノ作りから始まる未来

今回のサシモニは津田という苗字をいつも忘れてしまうほど、お似合いのニックネームを持つタンクがお相手!!友人と一緒にFLYOVERというアパレルブランドを立ち上げ、服だけではなく革製品や、おもちゃに至るまで様々なモノ作りをしています。最近ではウルトラマンで有名な円谷プロとコラボをしたりとイケイケです。そんな彼の話は愛媛県の田舎で暮らしていた幼少期の話からモノ作りに関する話まで。自然を愛する男がモノ作りをする理由が分かりました。色んな人生の生き方があって良いですよね。タンクの話ぜひご一読ください!!

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離れて戻る

現在はアパレルブランドを友人と立ち上げているタンクですが、一体どのような経緯で一緒にやることになったのでしょうか。「相方のアキラとは小学生から一緒で高校生のときから一緒に何かをやろうと話していたよ。元々バンドを一緒にやっていたり、今ではアキラの奥さんと3人で一緒に暮らしているよ。」奥さんも含めた共同生活って凄いな。「昔はタトゥースタジオか服屋をやろうとしていたね。20歳のときに2人でインドやタイを回る買い付けツアーに行ったんだけど、結局遊んで終わってしまった。それでお互いに愕然として、一度は別々の道にいったんだよね。」ウケた(笑)買い付けツアーなのに遊んでお金使い果たすなんて良いアホですね。使い果たしてからヤバイと気付くあたりも良い感じです。その後どうなったのでしょうか。「アパレル関係の会社で数年間働いて、アキラは別の会社でデザインの仕事をしていてんだよね。当時勤めていた会社にアキラをデザイナーとして誘って、結局最初に考えていた通り、一緒にやろうと思ったんだよね。」なるほど。同じ会社で一緒に働いた後に2人で独立したわけね。一度離れた縁もやはり深いところで繋がっていると戻ってくるものなのですね。

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FLYOVER

円谷プロとコラボしたり、結構面白い動きが出てきているようですが、最近のFLYOVERはどんな調子なのでしょうか。「基本は実店舗を持たずにやっているよ。ヴィレッジヴァンガードにレザーの小物やアクセサリーを卸したり、都内でも数店舗が扱ってくれているよ。」なるほど。ヴィレヴァンでも置いてくれるなんて良い波に乗ってきているのでしょうね。他にはどのようなところで販売しているのでしょうか。「HPでの販売もやっているし、音楽イベント等にも出店して売ることもしているよ。」結構色々やっているのですね。相方のアキラがデザインしてタンクは何をやっているんでしょ。「販売活動から制作活動まで色々だね。自宅件作業場になっているので、色々と機材も家に持ち込んでいるよ。Tシャツのプリントや、革を加工したりカットしたりする製作仕事。発送の手続きや地方に行って現地の工場を旅しながら探したりとかね。」ほー。工場を探しに行ったりするんだ。その話気になる!!

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工場探しの旅

工場を探す旅をすることもあるそうですが、具体的にどこに行ったのでしょうか。「ジーンズを作ろうと思って岡山県に行ったね。岡山は縫製工場が盛んだから。全くツテもない状態で小ロット、省コストで理解してくれる工場を探しにね。」なんか聞いていると楽しそうですが、実際はどうだったのでしょうか。「最初に行ったのが地元の商工会議所。良い工場を紹介してくれるのではないかと思ってね。有難いことに自転車を貸してくれて、昼間暑すぎて動けない時は、商工会議所の中で寝させてくれたよ。」商工会議所メッチャ良い人!!結局お願いできるところは見つかったのでしょうか。「自転車で4,50件あたって2.3件見つかったよ。お金がないからチャリで回りながら野宿していたら、工場の人が「お前はヤバイ」と言ってくれて、力を貸してくれることになったりね。」凄いエピソードだな。他にはどんな感じで見つかったんでしょうか。「釣りが好きだから釣りできる場所を工場のおっちゃんに聞いたら、「一緒に釣りにいこう。」と言われて、それで仲良くなったんだよね。」同じ趣味を持つ男同士、仲良くなるんだろうね、「気持ち前面で行くと、相手も気持ちを受け入れてくれることがあるよね。「お前これ持っていけ」と言われて、ペットボトル7本くれたりさ。」なんか、この体当たりストーリー凄く好きです!

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釣りLIFE

ところで釣りが好きとのことですが、昔からやっていたんですかね。「0歳からずっと親父に釣りに連れて行かれたね。土日は毎日釣りに連れて行かれる。小学生になっても休みの日は親父と釣りばっかり行ってた。」すげぇなそれ。釣りキチのレベルが違う。「愛媛の松山にある漁師町に住んでいたからね。自然の中が好きだから潜って魚を採ったり、夜はサザエ採ったりしていたね。好きなことをやりながら、田舎暮らしを出来れば良いなと思っているよ。田舎が肌に合うんだよね。」ホント田舎が好きなんだなぁ。伝わってくるもん。「モノも作るし食べ物も作る生活をしたいね。将来は淡路島でやりたい。淡路島なら故郷の愛媛も近いし、大阪という大都市もすぐに行ける。神戸も近くて神戸にはレザーがあって、岡山は縫製が強い。自分たちが生活や仕事で求めているものが全て近くにあるんだよね。」淡路島起点でそういう話聞いたことなかったな。うんうん。ぜひやってもらいたい!

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モノ作り

FLYOVERというブランドを立ち上げ活躍しているようですが、どうしてモノ作りの道を選んだのでしょうか。「モノになって身につけて、それを誰かが喜んでくれているのが嬉しいね。自分たちが作ったモノだけを身につけてくれたりしてさ。FLYOVERが作ったものだけで生活できるようになれたら良いよね。」確かにモノ作りって形にするものだから、目に見える形を喜んでもらえるのは嬉しいんでしょうね。でもブランドを自分たちで作っても、なかなか大変そうな気もしますけどいかがでしょ。「好きなモノを作って、知ってもらって、買ってくれる人を広げていくためには時間もかかるし、お金もかかる。それでも、自分たちのモノを好きになってくれる人がいれば嬉しい。相手は誰でも良い。全てを飛び越えられるものが良いね。」そうか。作り手の気持ちってターゲットとか意外と関係ないものなんですね。今後作りたいものってあるのでしょうか。「何でも作っていけるし、好きなモノを作っていきたいね。釣りが好きだからルアーを作っていたりもするよ。作るものはなんでも良い。良いと思ってもらえるもので、自分たちが好きなものなら。」うんうん。自分たちが好きなものを喜んでもらえるって嬉しいことですよね。今後もドンドン素敵なモノを世の中に広めていってもらいたいものです!

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僕はこう思った

モノ作りを仕事としているタンク。最近周りにモノ作り系の仕事をしている人が増えているのですが、それぞれ色んな想いを持ってやっています。彼の場合はモノ作りを通じて喜んでくれる人が増えるのもそうですが、いつか田舎暮らしを出来る環境を、モノ作りを仕事として成り立たせることで、出来るようにしたいんだなと感じました。つまり、自分らしい仕事で、自分らしく日々を暮らしていくために、目の前のことを精一杯やるということ。なんか良いですよね。それぞれが好きな環境で仕事をできる世の中にドンドンなっていくんだろうなと実感します。最近周りの人達と話をするのですが、日本に住んでいる時点で他の国に暮らす人達と比較しようがない程裕福に暮らせているわけです。特に僕達世代なんかは本当に最初から何でも揃っていた。そうすると、どこに幸福度を求めていくのか。心の充実度を求めるとするなら、何が指標になるのか。そう考えたときに、自分らしさを選択できることって大きいのかもしれません。タンクのように田舎暮らしをしながら、自分の好きな仕事をする。それを実行しているときって、きっとメチャメチャ幸せですよね。別にお金云々とかではなくスタイルとして理想なことが出来ているといった感じでしょうか。あっあと一つお伝えしておくとタンクはバリバリ関西弁です。僕の関西弁の再現力が乏しいため、勝手に標準語っぽくアレンジさせてもらいました(笑)タンクには早く淡路島に移住してもらって、遊びに行かせてもらいたいです!!

 

FLYOVER情報

HP FLYOVER

現在、渋谷のまんだらけで路上ショーケースで商品展示やお店の中でも商品が販売されているそうです。9月末までらしいので、気になった方はぜひ足をお運びください!

ミャンマーに可能性を見出して

今回のサシモニのお相手は桂川さん。通称KGY。新卒から勤めていた日本生命を退職し、現在は全く関係のない職種で何とミャンマーで働いている友人です。久しぶりに日本に帰国した際にミャンマーの話等をたっぷり聞かせていただきました。ミャンマーは近年民主化した国として有名ですが、実際に行ったことがある方はきっと少ないですよね。ミャンマーの現状から国民性。アジアで働くこと等々。普段知り得ない話が満載です。是非ご一読ください!

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日本とミャンマーの違い

久しぶりの帰国となったようですが、日本に帰ってきて、ミャンマーとの違いをどのあたりに感じるのでしょうか。「電車とか空港のオペレーションが凄いと感じます。新幹線も含めて電車が遅れないのが僕からすると異常ですね。ミャンマーにも電車は走っていますが、バスのほうが早いです。電車は速度が遅いんですよね。しかも3時間に1本とかしありません。比べてバスは1回の乗車賃が20円ということもあり、多くの人が利用しています。」20円か。それは安いな。それにしても昨年末から移住したのに、すっかり心はあっちの人ですね。他に感じる違いって何かあるのでしょうか。「帰国して前職の先輩と話をしたときに、会社の人事の話とかになったんですけど、そういう話とは縁のない世界にいるんだなと感じますね。ラインに乗ったとかの話はもう関係ないです。」大企業の世界から抜け出た人の発言ですね。うん。僕も社内のラインとか全く話題に出ることすらありません。

 

ミャンマーへの進出

2011年に軍事政権下から民主化されたミャンマー。日本企業の進出状況はどうなのでしょうか。「日本企業のミャンマー進出は多いです。現状は駐在の方が1人来て、言葉が出来る現地の人を雇って営業している状態ですね。」なるほど。ところでKGYの仕事は何なんでしたっけ。「現地の人材紹介会社で働いています。日系企業がお客さんで現地の方達を繋いでいます。住居費は高いですよ。ローカルなアパートだと3万円ですが、駐在員が住むような地域だと50万円くらい。安くても30万円くらいします。」えーー。バス20円なのに家賃50万円て。どうしてそんな状況になっているのでしょうか。「需給バランスがおかしいのです。経済制裁を受けていた期間が長いので、その間は外貨も人も入ってこない。そうすると、建物を新しく造っても仕方ないから、新たな建物が出来ないわけです。なので、建物の供給が追い付いていない状態ですね。」そうか。納得。これから伸びしろがメチャメチャあることを感じますね。人材派遣会社で働いているとのことですが、現地の人達の賃金状況はどんな感じなのですか。「新卒の初任給が100~150$。英語が出来て200$くらいです。さらに、日本語が出来る人で職務経験2年くらいあると400~500$ですね。」やはり日本人を雇うことと比べると格段に安いわけですね。これからも様々な国の企業が進出していくんでしょうね。

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ミャンマーでの生活

ミャンマーに移住して日々の暮らしはどうなのでしょうか。「今のところ困っていることは特にないですね。物価は5分の1くらいなので安いです。ただ、停電が起こると大変です。ダウンタウンに住んでいると少ないのですが、電気の供給のほとんどが水力発電なので、これから乾季に入るから停電が多くなると言われています。雨季のときは3ヶ月で4~5回くらい停電しました。」そうか。インフラがまだまだ整っていない部分もあるんですね。休日の過ごし方はどうでしょうか。「喫茶店に篭って考え事していることが多いです。あとはちょっと出かけたりもしますよ。珈琲一杯50円ですから安いですね。あと日本との違いでいえば、可愛い女の子が圧倒的に少ないです。久しぶりに日本で電車に乗って、女の子が可愛いなと思いました。ミャンマーでは化粧が一般的ではないんです。パーツとしてはそんなに違いないと思いますが。」なに!?可愛い子が少ないだと、、、それは大問題ですね。てか、これからミャンマーで化粧文化とか絶対できるでしょうね。化粧品会社の方。チャンスですよ!

 

日本生命での仕事

新卒から日本生命で働いていたとのことですが、どのような仕事をしていたのでしょうか。「入社してすぐに石川県の金沢で業績管理の仕事から始まりました。営業職員が頑張れるようにイベントの企画や、お客さん向けのイベント等を3年間やりました。その後東京の配属となり、30人くらいの営業の人のグループを拠点と呼ぶのですが、それぞれ拠点長がいます。東京では拠点長向けに教育をする部署で働いていました。」なるほど。なんか最初は地方で東京に戻るなんて、それこそラインに乗っている気がしますね。保険会社での仕事ってどうだったのでしょうか。「生命保険業界については縮小傾向にあると思っています。人口が減っていくことでマーケットボリュームが減っていく。縮小傾向にあるマーケットの中でやると、必然的にパイの奪い合いになります。ライフネット生命の伸びが、わりと早く止まったのを見て業界のイノベーションが難しく思えました。そんなことを考えていたら、自分自身が国内にいることに対し限界を感じ、海外への挑戦を考え「アジアが良いのでは」と考えるようになりました。」そうなのか。日本で仕事をしていたからこそ、海外への展望が見えてきたわけか。何事も真剣に真面目に取り組むことで、それぞれの人の活路が見えるものですね。f:id:sashimoni:20140808115729j:plain

 

ミャンマーについて

数あるアジアの国々の中から、なぜミャンマーに決めたのでしょうか。「ミャンマーを選んだのは直感でしかないです。アジアの国を考えたときにフィリピンやインドネシアはもう遅いと感じて、今からでも間に合うと思ったのがミャンマーでした。」確かにミャンマーってまだ未開の地みたいなイメージが勝手にありますもんね。でも、いきなりミャンマーって大変じゃなかったですか。例えば語学とか。「現状は通訳してもらっているので大丈夫ですが、現地の人と直接対話が出来ないことに歯がゆさを感じます。ミャンマーの人の英語が話せる割合は5~10%。元々イギリス領だから、タクシーの運転手の人達なんかはわりと話ができますよ。」サービス業の人だと英語がいける確率高そうですね。ミャンマーの人ってどういう人柄なんですか。「社交的で素直で穏やかで優しいイメージがありますが、決して間違ってはいません。ですが、男性はプライドが高いです。あと、わりとみんな心が脆いですね。怒られるという文化がないんです。親や先生には逆らわないという文化だから、素直だけど逆にいえば言わないと何もやらない的な面もあります。」そうなんだ。国によって国民性ってホント違うものなんですね。面白いなぁ。

 

ミャンマーの今後

たくさんの伸びしろを感じられるミャンマーですが、KGYはどのようにミャンマーの未来を見ているのでしょうか。「デザイン系の仕事が伸びるのではないでしょうか。クリエイティブ関連はこれからまだまだ発展する余地があると思います。」そうかぁ。最低限のインフラが整えられたら、次は文化的発展がドンドンしていくでしょうからね。文化的といえば、ミャンマーの人の娯楽ってなんなのでしょう。「パゴダに行くことですね。パゴダとは仏塔のことです。そこでお祈りをして日陰で涼んでいます。デートコースになっているんですよ。昼は38度くらいで暑いので湖の周りも人気ありますね。」お祈りに行くことがデートになるのか。素敵な文化ですね。なんか知らないことがたくさんあるからこそ、一度は行ってみたくなる国です。ミャンマー魅力的ですね。ぜひKGYにはミャンマーという舞台で大きく輝いていただきたいです。今後のKGYの活躍が楽しみで仕方ありません!!

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僕はこう思った

ミャンマーに飛び出したKGY。アジアの国々がこれからドンドン伸びることは誰もが疑いようのない事実だと思いますが、勇気を出して飛び込む度胸がある人は多くないと思います。僕自身日本が良いから日本にいるわけで。でも、みんながやらないからこそ、そこにチャンスはあります。KGYの場合はアジアの中でも特にみんなが行かないような国であるミャンマーという地域を選びました。みんながやることの逆をいき、さらにその中でもなかなか人が行かない場所を選ぶ。そう容易く出来ることではありません。ホントその勇気と行動力だけで尊敬します。よく言う大前さんの人が変わるための3条件は「付き合う人を変えること」「時間の使い方を変えること」「住む場所を変えること」この3つです。KGYは一番簡単に変えられる、かつ難しい住む場所を変えることで、付き合う人も時間の使い方も一気に変えてしまったのだと思います。間違いなく彼は今度ドンドン変わっていくのでしょう。自分自身変化をし続けていく上で、どのように変えていくのか。彼みたいな人が身近にいるとホント考えさせられます。うん。ドンドン変えていきましょう!

 

KGY blog

FromYangon | “ヤンゴン(ミャンマー)から” の情報発信 + “ヤンゴン(ミャンマー)から” はじまるキャリア

KGYブログやってます。ミャンマーの詳しい話等あるので、ご興味ある方ぜひ読んでみてください!

 

今日のサシモニ会場

店名:アンティコ カフェアルアビス アトレ恵比寿店

住所:東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 アトレ恵比寿 1F

URL:アンティコ カフェアルアビス アトレ恵比寿店 (ANTICO CAFFE AL AVIS) - 恵比寿/カフェ [食べログ]

感想:恵比寿で朝7時からやっているお店ってなかなかないんですよね。なので、ここは重宝してます。プラス、パンにサンドされているのも結構美味しいんです。オススメです!

サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

相手の人生に携わる仕事

今回のサシモニのお相手は公認会計士の友人尾崎さん。通称ザック。最近勉強法の書籍を出したり、とんでもない早さでマラソンを走るようになったり、ノリにノッている男でもあります。監査法人の仕事についてのあまり普段聞けない話から、先生という仕事の話まで。幅広い話を伺いました。ぜひご一読ください!

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会計士の働き方

会計士と一口に言っても様々な働き方があると思います。ザックはどのような働き方をしているのでしょうか。「TAC(資格取得の学校)の新宿と日吉で会計士の資格試験の授業を受け持って講師として働いています。主に簿記の授業ですね。」なるほど。つまり先生なわけですね。TAC以外でも何かやっているのでしょうか。「ミュージックセキュリティーズというベンチャーファンドでも働いています。復興支援の際に有名になったのですが、最近は地元の地場産業において技術とか商品に魅力はあるけど、資金的に厳しいところから話が来るようになっています。1社ごとにファンド組成するのですが、募集中のファンドが40くらいあります。募集金額もまちまちで、少ない所だと数十万円。最高で1億円です。ボリュームゾーンは1,000万円前後ですね。」先生をしながらファンド組成まで生業にしているわけですね。なかなか幅広いですな。

 

監査法人の仕事

元々は監査法人で仕事をしていたんですよね。一体監査法人で働くってどのようなことをするのでしょうか。「中小企業の監査法人で4年間働いていました。監査法人の役割として一番大きいのは、上場企業の決算書チェックですね。オリンパス事件のようなものがないように、第三者のチェックが不可欠です。」おぉ。オリンパス事件って懐かしいですね。具体的にはどのようなチェックをするのでしょうか。「おかしな動きがあったら会社の方に確認したり、数字の妥当性を見ています。会計処理が間違えていたら指摘しますし、工場へ視察に行って、棚卸しの状況を直接チェックすることもあります。」なるほど。工場まで直接視察に行ったりすることもあるのか。監査法人の特徴ってなんなのでしょうか。「監査法人は第三者的な立場だからこそ、相手先の企業と仲良くなるわけにはいきません。裏方的な仕事ですが監査法人がいないと、経済が成り立たちませんよ。」そうか。企業の監視人として監査法人が機能していないと、信用できる経済が成り立たなくなりますもんね。

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教えること

TACで講師をやっているとのことですが、講師を始めてどのくらいになるのでしょうか。「TACでは7年になりました。講師をやっていて最近より楽しくなってきましたね。3~4年目を越えたあたりでマンネリ化を覆すために教え方を変えてみたり、独自色を出したところ、ドンドン楽しくなっていったんです。」同じようなことをやっていると誰しもがマンネリ化を感じることがあります。守破離でいう破を行うことで乗り越えたんですね。そういえば最近本も出版したとのことですが、やはり長く教えている中で培われたノウハウなのでしょうか。「技術的な話だけではなく、マインド面の話も書いています。その人自身の気持ちが結構大事なんです。受かりやすい人とそうじゃない人の違いを講師の立場から考えていますよ。」なるほど。資格取得を考えている人はザック先生の本を一度読んでみると良いかもしれませんね!

 

ファンド組成の仕事

現在TACの講師と一緒に行っているミュージックセキュリティーズでの仕事。こちらでは具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。「ファンド組成するときに相手事業者の財務状況のチェックや、事業計画がどういう根拠について作られているか等を話しながら詰めていきます。他に出資者に対しての分配状況を決めたりしますね。ファンド組成後は、短いものだと1年。長いものだと10年スパンで継続していきます。」10年スパンですか。それは凄いな。業務っぽいことでいうと他に何をやっているんでしょ。「毎年決算後の数字チェックを行っています。僕自身は最初経理の手伝いから始まり、2年目からファンド組成するところから関わるようになりました。経営者目線で何を考えているか、数字についてどのように考えているか等を考えられるようになりました。去年の夏頃からは直接被災地に行って仕事をすることも増えましたね。」ミュージックセキュリティーズのファンドって震災後に被災した企業に対しお金を集め、出資者には商品等がリターンされるって話題になっていましたもんね。やり甲斐とかってどうなのでしょうか。「感謝されるのが一番です。今の現場はそれを感じられる仕事ですね。大企業で監査をやっていると、感謝されることってあまり感じられなかったのですが、今は経営者の方々と直接話をすることが出来る環境もあり、やり甲斐を感じています。」なるほど。まぁ仕事の種類が全然違うので仕方ない部分もあるのでしょうが、自分が向いている選択をすることは大事ですよね。

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なぜ先生という仕事を選択したか

世の中先生といっても多様な先生がいますが、そもそもなぜ先生という仕事を選んだのでしょうか。「元々教育業に興味がありました。キッカケは小学生くらいのときに、隣に女の子が座っていて、「間違えた所を教えてよ。」と言われて、教えたところ感謝されたのが喜びとしてありました。それで、人に教えることに興味を覚えたんです。」そうかぁ。確かに人から喜ばれるのって嬉しいことですもんね。それにしてもキッカケは女の子。やっぱり男だな(笑)その後、なぜ会計士の先生になったのでしょうか。「当初は学校の先生を考えていたのですが、公立の先生の立場を考えたときに、もう少し待遇が良い仕事を選ぼうと思い、会計士の先生を選びました。今は子供向けに会計を教えるのも良いかと思っています。必要な知識ですから。」そうか。確かに子供の頃から学んでおくと良い知識ってたくさんありますけど、お金の知識も必要なことですよね。大事大事。

 

人生に携わる仕事

先生をやっている醍醐味ってなんなのでしょうか。「先生をやっていて楽しいのは相手がいて、直に接しながら出来ることですね。一番は結果を出してもらうこと。人生を懸けて会計士を目指す人ばかりです。だから、人の人生の分岐点に携わっていることの大事さを痛感しています。元々学校の先生になりたいと思ったのも同じような動機で、人に良い意味で影響を与えるようになりたいんです。」人の人生に影響を与える仕事。なぜ、そのような仕事をしたいと思うのでしょうか。「自分が世の中に生きてきた証を残したいんです。仕事としてそれが出来れば良いなと思います。」そうか、良いですね。でも資格試験ってホント人生の岐路ですよね。「全員が受かるわけではないから、受からなかった子がいたら残念になるけど、「会計士になることだけが人生じゃないよね。」と言えるようになってきました。気張り過ぎないようになってきたのは良かったです。」人の人生に関わる仕事。これからも継続していってもらいたいですね。今後のザックが楽しみです!

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僕はこう思った

先生という仕事。色んな想いがあるものですね。誰かの人生に良い影響を与えること。自分が世の中に生まれてきた価値をプラスのものとして残していく上で、直接人と関わって相手に価値を与えることって素敵なことですね。僕自身も過去を振り返ると、人の人生に影響を及ぼしてきたと思えることがあります。それが全て良いことであればベストなのですが、もちろんそうではないこともあると思います。ただ、人が生きていく上で誰かに影響を与えないような生き方なんて出来る筈がありません。だとしたら、でき得る限りプラスなものとして残していきたいですね。やり方は人と直接関わるものだけではありません。何かのサービスを作ったり、新たな法整備を整えたり、美味しい食材を提供したり。生きている中で関わるモノやコト全てに、それぞれのやり方があると思います。影響の大きさも様々です。どの道を自分や自分が所属する組織が選択していくのか。正解なんてないでしょう。自分らしい道を選んでいきたいものですね。

 

ザック情報

最近ザックが出版した本はこちらです。ぜひ資格試験等を控えている方等ご一読ください!

 

難関資格に確実に合格する勉強法

難関資格に確実に合格する勉強法

 

 

 

今日のサシモニ会場

店名:カフェ珈人

住所:東京都新宿区西新宿1丁目 小田急エース 南館

URL:カフェ珈人 - 新宿/喫茶店 [食べログ]

感想:駅からすぐのロケーションです!シナモントーストが美味しかったですね。オススメです!
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サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

激アツ市議会議員が生まれるまで

今回のサシモニのお相手は兵庫県丹波市の市議会議員である横田親さん。写真を見れば分かる取り、麦わら帽子を被っている市議会議員。なかなか変わった方です。でもメチャメチャ面白い方なんです。今回話を伺った内容は、どのようにして今のいたるさんが形作られていったのかということ。学生時代の話や新卒で入ったリクルートの話。もちろん市議会議員としての仕事についての話等々。きっと今まで知らなかった世界を知れる一端になると思います。ぜひご一読ください!

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飽くなき成長欲求を捨てる

いたるさんが新卒で入った会社はリクルート。バリバリやるイメージの会社ですよね。なぜリクルートに入社したのでしょうか。「リクルートに入ったのは変人と働きたかったから。成長したい想いが強かったんだよね。」「今はある程度成長欲求の執着から抜け出したと思う。」どうして、そこまで成長欲求に囚われていたのでしょうか。「僕は3男坊なんですよ。上に兄が2人いるのですが、3歳くらいのときに親父から、僕の前に生まれる予定だった姉が、流産していたことを告げられて。きっと待望の女の子だったんだと思うんです。それで、なぜかその時両親に謝った記憶があるんです。」いくら小さな子供でも強烈に記憶に残る出来事だったんでしょうね。「母からは「楽しく生きていれば良い。」と言われてきました。でも、親に自分が生まれたことで後悔されたらどうしようとビクビク生きるようになったり、「自分は楽しく生きることを義務付けられた」と思って、必死で真面目に楽しくやらなきゃいけないと意識していました。」必死で真面目に楽しくやらなきゃいけない。そんなことを考えて生きている人も世の中いるんですね。

  

死への思い

その後、親への思いは変わることはあったのでしょうか。「高校を卒業する頃には、誰からも凄いと言われることをすれば良いと思って、国際NGOを作ろうと考えていました。青年海外協力隊とか国境なき医師団みたいなものを作ろうと思って。」「大学1年生までずっと親に褒められることをしようと考えて常に勉強もしていました。それが自分の存在価値だと思っていたんです。」大学に入っても変わらぬ想いだったんですね。今のいたるさんからは想像もつきません。その後はどうだったのでしょうか。「大学1年生の夏に星を見ていたんです。当時は自分が作った団体で5,000万人を救うと決めていました。ただ、5,000万人救ったことが2,000万年後に残るのか。50億年後に地球は滅ぶのに何の必要があるのか。そう考えると生きている意味が分からなくなって、「目標だけがあっても仕方ないのでは。」と考え込むようになりました。」そうか。今まで親軸で色々と考えていたのが、星を見上げることで時間軸が一気に広がったんですね。「2ヶ月間、毎日死にたくなって悩んでいた。居酒屋のバイト中も死ぬことを考えていたよ。死に方を色々考えていた日々です。」それは結構ヤバイ状態ですね。人の過去って今のイメージからは想像もつかないところにありますね。今の元気ないたるさんからは想像つかない姿です。

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価値観の転換

常に死を考える付ける日々から、どうやって抜け出したのでしょうか。「ある英語の授業でみんなに笑われたの。挨拶をするときに太鼓を叩きながら居酒屋っぽく、「いらっしゃいませーー」って言ったらウケたんだ。ただ、最初は「勝手に笑っとけアホ。」と心の中はヤサグレていたんだよね。」そのヤサグレ方はヤバイっすね!「でも、よく考えたら相手がポジティブな感情で笑っていようが、ネガティブな感情で笑っていようが、笑っている事実は一緒だと気付いて。つまり、相手が自分のことを認めている状態か、認めていない状態かは関係ない。それで、人から認められることに価値を置かないようにしようと決めました。起きているのは現象だけ。それが分かった時に、思いっきり心の赴くままに動いてみて、好き勝手やってみて、面白いかつまらないかを感じてみようと思った。そこから一気に前に進み出したかな。」人の価値観が変化するのって、ホント一瞬の出来事だったりするわけですね。死にたくなるような気付きも一瞬だし、救われる瞬間も一瞬の出来事。面白いものです。

 

学生時代のバイト

京都の大学出身のいたるさん。学生時代はどんなバイトをしていたのでしょうか。「先ずは京都で人力車をやりました。初めて3ヶ月くらいした時に、おばちゃんが2人乗ってくれた。2時間で3万円なのに、さらにチップまで払ってくれたことが凄く嬉しくて。「何度も京都に来ているけど、あなたの人力車の旅が一番。」と言ってくれてね。」おぉ!それは嬉しいっすね。「人の心に残ることを出来たことが良かった。その人の一生の思い出に良い痕跡を残せたことに幸せ感を覚えたんだ。」いたるさん人力車似合いそうですよね。ちなみに当時全国でも2位の営業成績だったそう。流石です。人力車のガイドを通じて学んだことって他にもあったのでしょうか。「ガイドの実力が増えると、お客さんが喜ぶことが増えて、それが自己満足に繋がる。努力して相手に喜んでもらうと、自分の喜びに繋がることが分かった。他にも、人力車のときや、その後バーテンとして働いたときに、色んな変人と会って、思考法や触れ合うことで学び続けることが多かったね。」いたるさん元バーテンなんですか。これまた想像つかない話ですね(笑)今度美味しいカクテルでも作っていただこう!

 

リクルート時代

新卒で変人と働きたいからリクルートに入社した話は前述しました。リクルートでは、どのような学びがあったのでしょうか。「26歳のときに人は何を言うかではなく、誰が言うかを気にしている事に気付いたんです。キャリアアドバイザーになったときに新規顧客獲得の紹介プログラムのプロジェクトリーダーになりたかったから支社長に相談した。そのときに「他のメンバーも同意するようであれば、構わない。」と言われてね。当時自分以外のメンバーは平均30代後半の人達。この人達に適切な順番で、きちんと言うことが大事だなと思って、「あなたが協力してくれないと回らない。」と、ひとりひとり順序立てて伝えていき、主人公を作っていったんだ。そうしたら半数以上の人が同意してくれることになり、結局メンバー全員一致で僕がプロジェクトリーダーをやることになったんだ。全社の40チーム中1位になり、個人としても半年で200数十人中2位だった。伝説の人だけ抜けなかったけどね。それから、人に役割を与えると主役になったり、全体の中で褒めたり、個別に褒めたりすることの違い等を自然と考えるようになっていったね。」この話面白いですよね。いたるさんが現在市議会議員として、様々な立場の人と良い関係を作りながら付き合いが出来ているであろう根本の学びなのかもしれません。相手の立場を考えて行動したり、言動する。ホント当たり前だけど大事なことですよね。

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市議会議員の仕事

そろそろ現在の本業である市議会議員の仕事についても伺ってみます。リクルートのような企業と行政では大きな違いがありそうですが、実際のところはどうなのでしょうか。「行政側は平均年齢が高くなる。だからスピード感の違いは当然ある。ただ、付き合う人によってはベンチャー的な人もいるよ。色んな組織に対してスピード感の違いに合わせて動いていくことが重要かな。」ここ大事ですよね。自分のやり方を押し付けるのではなく、あくまで相手に合わせる遊びを持っておくというか。そもそも、なぜ市議会議員になったんでしたっけ。「当事者であり続けなければならないと思ってね。元々雇用問題に手を打ちたいと思って、リクルートを辞めた。ブルーカラーの仕事がなくなっても、田舎にはたくさん仕事がある。飯と役割があれば人は充実して生きていける。田舎にいて超楽しいと伝えてあげる。そう考えて活動しているときに市議選があってさ。その時の立候補者の最年少が51歳で、しかも新人。それを見たときに「何してんねん!!」と思って。結局見過ごしてきたんじゃないかと。社会課題を担うなら、より近い当事者である議員になるのも道だよね。」当事者意識か。誰もが問題と思うことに手を上げる。言うことは簡単でも、やることはそんな簡単ではないですよね。うんうん。でも当事者意識ってホント大事。

 

丹波での活動

僕も今年になって2回ほど丹波に遊びや視察で行ったことがあります。田舎なのに魅力的な人達が集まっていて、次々と新たなことが生まれるのではと感じられる場所です。いたるさんは市民の人達とどんな活動をしているのでしょうか。「自分1人で全ての活動を継続していくのは無理。思いついちゃドンドンやるから。なので、パートナーが必要。この人は出来るかな、適切に動けるかな、準備が出来るか等をパートナーと話しながら考えていく。基本同じ場を続けたい人にお願いするようにしていますよ。」そうか。継続的にやるためには同じ場を続けられる人って貴重な存在ですよね。生み出す側と維持する側。それぞれでタッグを組んでいる訳ですね。実際にどのように声をかけているのでしょうか。「情報としてこういったものがあるけど、運良く今いる立場にいるなら、やった方が良い。やれればやった方が良いと。こんな感じで言ったりするね。」なんかそれ、半ば強制みたいですね(笑)他に意識していることってあるのでしょうか。「人は上手にマッチングすれば喜ぶもの。人にはお願いして良い。お願いから感謝の気持ちが生まれて幸せになるキッカケとなるから。誰かがお願いしないと、そこにありがとうが生まれなくなる。全ては誰かがやりたい気持ちから発生し、次に適切なお願いがあり、本人がやりたいこととマッチングすれば良い。」なるほど。確かにお願いしないと何も生まれないですよね。お願いすることってつい遠慮がちになりますが、適切なお願いならドンドンした方が良いんですね!

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自治

いたるさん。色んなところを動き回っているようなのですが、今一番関心のあるテーマは何でしょうか。「社会課題として一番興味が有るのは自治。何をするにしても仕事じゃないといけないのか。皆が奴隷のように働くのもおかしいのではないか。ギリギリでもやっていけるだけで良いじゃないか。今日もあなたがいてくれて良かったと言われただけで幸せなんじゃないか。そんなことを考えているんだよね。」なるほど。確かに最近そのように考えて動く人達って増えている気がしますよね。「人に必要とされる存在の方が幸せ。拒絶されるよりも嬉しい。物質的な関わりはあまり関係ない。自分の役割が見えなくなっていることが世の中の問題の根本的な部分だと思う。だから、目の前の人の役に立つことが重要。当事者となってやることが必要だよね。」うんうん。自分の役割を感じられて生きている人達って輝いている気がします。「一番大事なことは人に感謝されることであったり、適切なタイミングでビシっと叱ることだったり。そして、自己顕示欲の執着を捨てて、渡していくことが大事だよね。」渡していくこと。確かに持ち続けていると腐ることって多いですから、ドンドン世代や立場を越えて渡していく世の中が理想なんでしょうね。

 

いたるさんの今後

現在市議会議員のいたるさん。今後市長を目指すこともあり得ると思うのですが、市長になったら何が変わるのでしょうか。「市長になったら渡せるものが増える。責任ある立場にもなる。責任取る人が「俺のことはいいから」と言える人じゃないとダメ。代わりに謝ってあげられて豪胆な人かな。もっと自分のことを褒めてもらいたいと思っている人だと、厳しいよね。」なるほど。いたる市長良い感じになりそうですね。「根本は覚悟。自分の人生を主役として生きていく覚悟。あとは自分に執着し過ぎずに他人が喜ぶことが出来るか。」格好良いぞ。いたるさん。他にも丹波でやりたいことってあるのでしょうか。「ダボス会議に出て世界の課題について喋ること。出来る限り大きな夢を持ちたい。宇宙規模だと広すぎて分からないけど、地球規模なら夢を描ける。丹波では主役もドンドン変わる。テーマに飽きることがあっても、人が変わりまくるから飽きない。何かやりたい人がいたら丹波に来てほしい。掛け算してみたい人とか、やりたいことがあって、どこかで組み合わせられないかなと思ったら「丹波でやってくれ!」って思っている。受け皿はメチャメチャあるし繋ぎたい。何でもジャンルは問わないから言ってきて欲しいです。」最後は丹波へ来て欲しいというメッセージで終わりましたね。いたるさんらしいです。ホント丹波素敵なところですから、是非いたるさんに遭いに丹波へ行ってみるのも良いのではないでしょうか。お繋ぎしますよ!!

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僕はこう思った

パワー溢れるいたるさん。過去の話を聞いてみると、とっても意外な話や人間臭い話もありました。誰でも不安になったり、心配になったりすることってあるんですよね。ときには人生にとって大きな縛りを生じてしまうようなものまで。ただ、誰だってそこから違うステージに移ることはできる。キッカケがどこにあるかは人それぞれだけど、今と違うステージに移ることはできる。いたるさんの話を聞いていると、ホントそんな気がします。いたるさんの話の中で、生まれてくるはずだった姉への両親の期待を考えて、自分のことを追い込んでいく話がありました。実は僕も似たような過去があります。僕は長男なのですが僕の両親の第一子は生後2週間で亡くなった女の子。お墓参りに行くと先祖と一緒に、赤子で亡くなってしまった姉の小さなお墓があります。いつからか、お墓参りに行く度に「姉の分も含めて人の2倍楽しんで生きたい。」心に決め、未だにそう思い続けています。人が変わるキッカケや、何らかの力が生まれるエピソードはどこにあるか分かりません。だからこそ、様々なことにチャレンジしてみたり、色んな場所に行って色んな経験をしてみることで、些細なことでもキッカケが生まれるかもしれません。それが丹波の地かもしれませんよ。

 

今日のサシモニ会場

店名:パブリックハウス

住所:東京都渋谷区渋谷3-29-17 ホテルメッツ渋谷 3F

URL:パブリック ハウス (PUBLIC HOUSE) - 渋谷/カフェ [食べログ]

感想:普段からMTG等でもよく利用するお店。7時からやっていますし、何より駅直結のロケーションと居心地の良さから渋谷で一番使っているカフェかも。オススメです!f:id:sashimoni:20140727170507j:plain

サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

ゲームから始まった。そしてソフトウェアからハードウェアへ。

今回のサシモニのお相手は穴井くん。現在一緒にPJを進めているチカクの仲間であり、以前サシモニでご紹介した大山くんと一緒にyakulを起業した方です。大学1年生からチームラボで働き、独立した彼がどのような道を歩んできたのか。そして、ソフトウェアからハードウェアという新たな道になぜ至ったのか等の話を伺いました。穴井くんの話は知らない世界の話が聞けてかなり面白い!ぜひご一読ください!

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ゲームをきっかけに開発者の道へ

現在ハードウェアもソフトウェア両方の開発者である穴井くん。そもそも、なぜ開発を生業としすることになっていったのでしょうか。「学生のときにガンダムのゲームを作ったんです。元々はプレイヤーとして遊んでいたのですが、オープンソースのゲームで自分でも作れることを知ってやってみたんです。遊べる登録者数が500人までのゲームが常に満員状態で、ネットサービスなんだけどリアルに喜んでくれていることが感じられて嬉しかったですね。」500人が常時満員とは人気ゲームですね。元々はゲームを自分で作るところから始めたのか。ゲームって色々批判されることもありますが、彼のような話を聞くとゲームを通じて作り手を増やしている実態って結構あるのでしょうね。

大学1年生でチームラボへ

Web業界の人間なら多くの人が知っているチームラボという会社があります。社長の猪子さんは情熱大陸なんかにも出ていて有名ですね。どうして穴井くんは大学1年生でチームラボに入ることになったのでしょうか。「大学の自治会の学内誌を書いていたんです。そしたら自治会の先輩が色んな大学の飲み会に連れて行ってくれました。そこでチームラボでインターンしている人に会ったので会社見学に行ったんです。」ほぉ。地道なことをちゃんとやってたら、なんだか不思議な展開になったわけね。「ちなみに当時のチームラボは全然有名じゃない会社ですよ。会社見学していたら役員の方が出てきて、突然握手されて「いつから働く?」って言われたんです。それで思わず握り返して働くことになりました。」おぉ!!握手作戦ですね。これは効きます。僕も過去に握手作戦でフルマラソンに初めて挑戦する人を10人以上作ってきた過去があるので、よく分かります。握手のために片手を出されると握らなきゃいけない雰囲気になるのよね(笑)

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チームラボでの仕事

大学1年生でバイトとして入って、何から始めたのでしょうか。「当時会社で音楽のサービスを手がけていたので、プログラマーとしてアップデートなんかをやっていました。当時の上司がメチャメチャ凄くて何でもいち早く知っていて、Ustreamがアメリカで生まれた当時から知っていて、実際Ustreamを実装することもしました。結局バイトから始めて6年7ヶ月間チームラボにいました。」ガンダムのゲームを作ることがキッカケで、そのままプログラマーとしての道を歩んだわけね。ハードウェアについてはどうだったんでしょう。「チームラボボールとかチームラボハンガーのプロダクトを作りました。大変でしんどかったけど、色々と達成できて楽しかったですね。」おぉ。ラボの中でも初期のハード開発を担当していたんですね。「社員として入社して半年経ったときに、ハードの仕事を振ってもらいました。一から勉強したんです。誰もハードウェア作った経験ないから教えてくれる人がいない中で学びましたね。ネットの情報からひたすら取ったり、アキバに行って部品買ってきて壊しながら覚えていきましたよ。」凄いな穴井くん。先日たまたまチームラボに行く機会があったのですが、今では工作室ってハードウェア専門の部署が出来ていたりするのですが、土台を作ったのは穴井くんだったわけなんですね。f:id:sashimoni:20140711121847j:plain

 

ハードウェアとソフトウェア

ハードウェアってここ数年で結構話題になることも増えてきました。ハードウェアとソフトウェア両方の開発者である穴井くんから見ると、2つの領域の違いってどのようなところにあるのでしょうか。「プログラマーだと画面上の中でしか表現出来ないんです。元々自作PCとか創ったこともなかったから、モノ作りが出来ないことにコンプレックスもありました。形になって、目の前の人が触って感情のフィードバックしてくれることは、やり甲斐になりますね。」そっか。確かに目の前の人が喜んでくれるのは嬉しいことだろうな。他に違いってどんな部分であるのでしょ。「ハードウェアだとなぜ動かなくなるかが分からなかったり、動いていたのに現場に行って動かなくなったりする違いがあります。ソフトウェアは外的要因があまり入らなかったり、バグがどこだかすぐに分かるのですが、ハードだと温度や湿度のような見えないものと戦ったりするのが全然違うところですね。」「原因を解消するには、ひたすら地道に改善を繰り返すしかないです。10日徹夜して帰らないで改善に追われるときもありました。」なるほど。確かにコンピューターの中の世界と、外に出て様々な環境要因にさらされるハードウェアでは全く違うものですね。面白い!

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yakul創業

新たな経験もできて、チームラボでは充実した生活を送っていたように見受けられるのですが、どうして会社を辞めて起業することにしたのでしょうか。「一緒に会社を創った大山さんが頭良いから、大山さんと一緒に何かやってみたかったんですよね。言っていることは面白いみたいだし、実際にやれば良いじゃんと思って。いつも会社が終わった後にみんなで夜遅くに集まって、考えたり泊まったりしているのが楽しかったんです。これをもっとやりたいなと思って。」おぉ。ナイスストーリー。うんうん。人ありきで会社を創るって良いですね。実際にやってみてどうなのでしょうか。「実際にやってみてメチャメチャ楽しいです。最初の半年はお互い毎日相手に対して殺すみたいな感覚があったんですけどね。オフィスが出来たり、次第にお互いの信頼を感じることでやりやすくなった。恋人は相手に見返りを求めて、家族は見返りを求めない。家族みたいな雰囲気の中でやると良いのではと思うようになりました。」家族みたいな雰囲気か。実際の家族は起業することに関してどうだったのですか。自分の両親は反対で、そこだけが問題でした。最初は「何を考えているんだ、大分に帰ってきなさい。」とまで言われましたよ。最終的には良しと言ってくれたけど。」そうかぁ。まぁ色々考え方はあるからね。でも認めてくれた分頑張らなきゃですな。

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未来に向けて

新たな道を踏み出した穴井くん。今後の展望とかあるんですかね。「小さな頃からミニ四駆ガンダムゾイドとかモノを作るのが好きだったんです。だからモノ作りはやっていきたいですね。」お。僕もミニ四駆作ってました。小さな頃好きだったことが仕事になるって良いよね。「自分が知らないことが山ほどあって、どこまで知ることが出来るか分からないけど、あらゆることを知りたいです。最初は設置するだけで精一杯だけど、やれば出来ることが広がっていく。それが、どこまで高めていけるのかを知りたい。そこを探求していきたいですね。」ハードを作るって色々大変そうだけど、そこを探求したいって良いですね。将来の夢とかってあるのでしょうか。「街の電気屋さんみたいになりたいですね。おばちゃんとかが困っていたら「ここをこうすれば良いよ。」って言えて何か困ったときに役に立てれば。」穴井駆け込み寺。良いですね。僕も分からないことあればお願いしまくろう!「僕らみたいな弱小零細企業の立場でも、個人としては動くモノを作りたい。ソフトウェアをやってきて音とかLEDとかやってきたから、自立して動くモノを作りたいんですよね。ハードウェアの話があったときに、先ずyakulの名前が上がるようになりたいです。」うんうん。良いね。僕もハードウェアの話があったらyakulにすぐに話をしますよ。何だか真面目な感じの穴井くんですが、この日は珈琲に塩を入れてました。そういうお茶目な一面もあります(笑)


僕はこう思った

何事も一歩目が大変だと言われます。確かに自分自身を振り返っても、最初の一歩を踏み出すって大変。穴井くんはチームラボ時代に誰も経験のないハードウェアを作るという分野で一歩目を踏み出して、今ではハードウェアを使った事業がチームラボの中でも存在感を大きくしているんですよね。この一歩目。きっと断ることも出来たのかもしれません。誰も教えてくれる人がいないから出来ないという理由をつけることも出来たのかもしれません。でも、そこで興味を持ったり、楽しみながら取り組んだ一歩目が今の穴井くんに繋がっているんだろうなと。いくらでも言い訳できる環境でも、言い訳なんてせずに悪戦苦闘しても楽しみながら取り組んでいく。その姿勢は周りの人たちも見ているし、何よりも自分自身の経験として大きなものとなり、新たな道が拓けていく。そんな気がします。穴井くん、そしてyakulの今後がこれからとっても楽しみです!


yakul情報

会社HP ヤックル株式会社 / yakul inc

記事 DMM.make - 電子工作の一歩先へ(1)「保育園の電子遊具作り プランニング編

今日のサシモニ会場

店名:伯爵 

住所:東京都豊島区巣鴨1-12-3

URL:伯爵 巣鴨店 (ハクシャク) - 巣鴨/喫茶店 [食べログ]

感想:伯爵という名に相応しく綺羅びやかな内装のお店。色んな喫茶店でモーニングを過ごしていますが、なかなかこのレベルの綺羅びやかさはありません。オススメです!

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サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

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トラックドライバーからIT業界へ。華麗なる転身。

今回のサシモニのお相手は鎌倉仲間の米山さん。現在はWeb関係のお仕事をされているのですが、元々はトラック運転手という異色の経歴。現在の爽やかな感じからは想像もつきません。過去の話から今後考えている事業まで様々なお話を伺いました!人間いくらでも変われるってことが、よく分かります。ぜひご一読ください!

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トラックドライバーからIT業界へ

現在米山さんは昨年ヤフーに買収されたコネコネットというサービスのマーケティング、パートナーセールスとして9年間在籍されています。どのような経緯でコネコネットに入社することになったのでしょうか。「20代~30代半ばまで40tトラックの運転手をしていたんですよ。ある時これじゃイカンと思って転職を考えるようになったんです。」トラックの運転手からIT系の企業への転職って初めて聞きました!面白いですね。簡単に転職できたのでしょうか。「楽天Amazon等に履歴書を送りましたが、ほとんどが梨の礫状態でした。ところが、コネコネットの社長に「弊社のビジネスプランを書いてみて」と言われて、一生懸命書いたところ評価されて入社できたんです。」面接段階でビジネスプランを書くこともあまり聞きませんね。面接一つ取っても色んな経緯があるものです。
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新境地の楽しさ

今ではIT企業の一員としてご活躍されている米山さん。ですが、元々は全くIT知識がなかったそうです。「僕が初めてインターネットに触れたパソコンのOSはXPなんです。ホントITに関してはずぶの素人だったんです。」米山さんの年齢が40代であることを考えると、初めて触るOSがXPというのはメチャメチャ遅いですね。僕ですら95が初体験でしたもん。でも確かにトラックドライバーだとパソコンは必要なさそうですもんね。全く違う世界に入ってみて、実際のところどうだったのでしょうか。「転職して楽しくて仕方なかったんです。やること全てが新鮮で、勉強することも何もかも楽しかったですよ。WEBの世界の可能性に魅力を感じて、ドンドン仕事にものめり込んでいきましたね。」やっぱり興味関心のある世界で勝負することが大事ですよね。やりたいことであれば、人から見たら努力と思われることも、楽しいと感じて出来ちゃうんですから。


トラック運転手の世界

僕は周りにトラック運転手の友人がいません。なので、ここぞとばかりにトラック運転手に関する話も伺ってみました。トラック運転手の楽しさって何なのでしょうか。「運転が好きな人なら全国の色んなところに行けるから、それが楽しかったりしますよる。ただ、都内から高速に乗らないで2日で九州まで行くようなこともありますから肉体的には大変です。」下道で九州まで行くのか。それはキツイなぁ。「睡眠時間も4時間のときもありました。なので、人には決して薦められないです。だけど、物流は血液だからやるしかない。物流が止まったら何も動かなくなりますからね。」そうか。確かに物流は血液ですね。現在の労働環境は分かりませんが、多少コストが転化してもドライバーさんの職場環境が良くなってもらいたいですね。米山さんがドライバーとして働いて、培ったものはなんなのでしょうか。「人より打たれ強い性格になっていますね。仕事でキツイというときも、運転手のときに比べたら大したことないです。色んな耐性はついたと思いますよ。」確かに根性系の仕事だろうから、胆力は凄そうです。良い修行の場だったといえるのかもしれませんね。f:id:sashimoni:20140709173510j:plain
※40tトラックの参考画像。IA増田選手のblogより。 

新たな世界

華麗なる転身を遂げてきた米山さん。いま仕事以外で興味関心のあるものってあるのでしょうか。「サーフィンを20年やっています。継続してやっている中で思うことは、サーフィンの世界って非常に閉鎖的だと思う。ちょっと波が良くなるとローカルの人達が占拠するような感じもあるので、もっと参加するハードルを下げたいなと思ってます。アウトドアスポーツで簡単にミートアップできるサービスなんて良いですね。」なるほど!アウトドアスポーツのミートアップっていうのは面白いですね。結構ニーズありそうですよね。「意外とそういう機会を求めている人は多いはずです。どんなジャンルでも初心者と経験者が同じ地域で知り合う機会がなかなかないんですよね。事業者にお金を払うのではなく、初心者同士や出身が一緒等々。同じ共通項を持っている人とやれれば良いですよね。」あぁその感じ良いですね。色んなタグがついていて出会える感じかな。そもそもどうして、そんなことを思い付いたのでしょうか。「結婚、出産を機に昔のサーフィンの仲間が離れていったので、自分の近所で一緒に出来る人がいないかなと思ったのがキッカケです。今のところはあれこれ考えないで、とにかく思っていることをアウトプットしようと考えています。集まる動機は何でも良いんだけど、様々なキッカケ作りがやりたいんですよね。」キッカケ作り。メチャメチャ良いですね。その根底にある想いは世の中の人の課題解決をしたいことだそうです。それって、とても素敵だし超絶応援したいです!!今後の米山さんの展開がとっても楽しみです!
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僕はこう思った

米山さんの話。よく「人はいくらでも変わることが出来る」と言われることがありますが、まさに実践していらっしゃいますよね。今僕は31歳なのですが、周りの人を見渡してもたった10年にも満たないキャリアの中で、「自分はもうこの世界でしか生きられない。」と悲観しているような方って少なからず見受けられるんですよね。そんな人にこそ米山さんの話を知ってもらいたいです。30歳オーバーのIT音痴のトラックドライバーが、IT業界に転身して活躍できるわけですよ。転身することに恐れを感じる人にとってはこれほど心強い話はないですよね。もちろん自分自身もそうです。まだまだ修行中の身ですから、どこかで固めるような地位も何もないですが、いくつになってもこの話は忘れないでいたいです。経験がないことを恐れない。興味が湧いたのであればチャレンジしてみる。興味のあることだからこそ楽しくチャレンジできるし、そうすれば結果も後から付いてくる。大事ですよね。

 

今日のサシモニ会場

店名:ダウンステアーズコーヒー

住所:東京都港区六本木7-3-10

URL:ダウンステアーズコーヒー (DOWNSTAIRS COFFEE) - 六本木/カフェ [食べログ]

感想:六本木にあるベンツのショールームも併設しているカフェです。天井が抜けていて気持ち良いですし、朝は人も少なめで結構ゆっくりできますよ。オススメです! f:id:sashimoni:20140709171912j:plain

サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

日々の積み重ねの大切さ

今回のサシモニのお相手はネットショップの運営やコンサル等を行っている板羽さん。電子書籍の出版社を立ち上げたり、「これまじ!」というWEBサービスを運営したり、多方面にご活躍されている方。夏は家族ノマドニセコに移住する等々。自由な生活を送っているイメージの方なのですが、元々はお固い公務員なんですよね。これから自分で何かを始めようと思っている方にとっては、参考になる話も多々あるかと思います。そして板羽さんという人の考え方等もメチャメチャオモロいです!ぜひご一読ください!!

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メモリアルな商品

元々は公務員の板羽さん。現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか。「ネットショップの運営をやっています。メインは体重ベアといって子供が生まれた時に子供と同じ身長、体重のテディベアの人形の販売。最近は還暦祝いの商品も扱っていますよ。」そういえば、1ヶ月前くらいにスマステーションという番組で板羽さんの扱っている商品が取り扱われていました。人気あるみたいですね!なぜ体重ベアを扱うことになったのでしょうか。「元々はシュタイフ等の有名ブランドのテディベアを販売していたんです。コレクターがいるから、在庫を抱えても価値が下がらないし、単価が高い商品。つまり粗利も取れます。ただ、手縫いのためテディベアの表情が同じ品番の商品でも若干変わるんです。そのため、一体一体撮影しなければならない手間がかかる。そもそも自分がテディベアを好きじゃないから、コレクターの気持ちも分からない。それでコレクター商品は止めて、体重ベアを扱うようになったんです。」なるほど。コレクターの人は拘り強そうなので、一体一体の違い等大変そうですもんね。でも、またどうして体重ベアなんでしょう。「メモリアルなものがやりたいんです。だから還暦祝いでやっている別サービスも含めて、オーダーメイドのものしか扱わないと決めています。幼少時代に自分自身が家族との関係が良くなかったから、幸せな家族となることに少しでも寄与できるものを提供したい想いがあります。」家族が幸せになる仕事、メチャメチャ良いですね!!

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公務員からの脱却

幸せな家庭を作るために公務員になったという板羽さん。なぜ公務員を辞めて独立したのでしょうか。「最初はヤフオクがキッカケです。海外へ旅行に行くときに急遽旅行用カバンが必要になって購入したのですが、すぐに不要になったのでヤフオクで売ってみたのです。そしたら想いもしない金額で売れて。それから色んなものを妻と仕入れに行って販売する。そんなことを続けていたら、いつの間にか公務員を辞めて自分でネットショップを開設するようになっていました。」10年以上前の話だそうですが、結構早い段階で手がけていたのですね。他にもネット関係のサービス等をやったのでしょうか。「2000年頃にテニスサークルを作ったんです。ホームページビルダーを使って、サークルのホームページを作りメンバーを集めてみました。すると、すぐにインカレの優勝者や弁護士とかお医者さんが集まったんですね。」なるほど。当時は似たようなサービスがなくて、ドンドン人が集まってきたのでしょうか。「ページの作りが良かったのもあるかもしれません。トップページにメンバーの顔写真や日々の活動も記載されていたし、結構美?美女が集まっていたのも大きかったのでは(笑)」美男美女。。。メチャメチャ大事ですね!!「サークルをまとめているサイトもなかったので、関西テニスネットというサークルのまとめサイトも作りました。一番上に自分のサークルを紹介したら、ドンドン人が集まってきて、5ヶ月目にはテニスコートに人が入りきらなくなりましたね。」凄いなぁ。ネットが花開く時期に自分自身が行動に移してネットの力を思う存分感じていたわけなんですね。

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電子書籍出版

ネットショップをやりながら、今ではウズウズ出版という電子書籍の出版社もやっている板羽さん。一体どんな繋がりがあったのでしょうか。「元々WS×2(ウズウズ)という経営者向けの勉強会を大阪でやっていたんです。今も7年以上続いています。元々公務員だったから、商売する上でのツテが全くなかったんです。それで、テニスサークルの経験から、自分が勉強会を主催すれば周りに多くの人が集まると思ったんです。」自分で実践した経験がこんなところでも繋がっているんですね。面白い。「中小企業の人達はそれぞれ色んなものを持っているから、それを共有できたら良いですよね。勉強会は知恵の共有がコンセプトです。ただ、共有できるのがその場の参加者の20~30名でしかない。ストックされていかないのが、もどかしかったのです。それで知恵がストックされるように電子書籍の出版社を始めることにしたんです。」おぉ。これはまさに僕がサシモニblogをやっているのと同じ理由です。僕も朝色んな人と会って会話している中での学びや気付きを、自分一人で持っているのは勿体ないと思ってサシモニblogをやっているんです。

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売れるのか!?電子書籍

電子書籍ってここ数年よく聞くようになりました。僕はKindleを使っているのでわりとヘビーユーザーなのですが、電車でKindle使っている人あまり見ませんね。実際に出版する本は売れているのでしょうか。「1ヶ月に4冊ずつ出しています。半年で15人が本を出してトータルで4,000冊売れました。(2014年2月時点)無名の個人が出しているとテレビに取り上げられたりすることもあるし、Amazonに取り上げられて1日で700冊売れた事例もあります。」1日700冊は凄いなぁ。上手くいっている要因はあるのでしょうか。「表紙はデザイナーが作って、弁護士によるリーガルチェックやライターの添削もサービスとして提供しています。ストーリーとしてきちんと読んでもらうには本しかないです。ブログでは話がまとまってないですからね。本を出すことでブランディングの向上に繋がるので、本単体の売上よりも本を読んでもらうことによって本業の売上が上がっていますね。」確かに自分のことや会社のことをストーリーで知ってもらうためには、本は有効なツールですよね。僕もいつか出版してみたいな!

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仕事での喜び

現在ネットショップも順調そうですが、どのあたりに要因があるのでしょうか。「体重ベアのサイトにはお客様の声がたくさんあるのですが、こちらから依頼したわけではないんです。お客様から勝手に送ってきてくれているんです。元々自分で全て運営していたのですが、妻にもお願いしたら、僕よりも丁寧にお客様に対応するように変わったんです。そうしたらお客様の声が多く集まるようになりました。」おぉ!奥様の力が絶大ですね。素晴らしい夫婦の連携プレーです。「愛のあるサービスしかやらないと決めているんです。心が暖かくなるようなものですね。」愛ですか。良いですね。でも板羽さんがやられているHPの収益改善のコンサルって自分のサービスではないですよね。「求められて「応援したいな」と自分が思ったらやるようにしています。自分でサイト運営をしている方がコンサルやるよりも収益は良いのですが(笑)大手ではできない親身に誠実に出来るかどうかが僕の強みですね。これも個人だから出来るんです。」なるほど。結局コンサルやるのも愛があるからこそなんでしょうか。愛は偉大ですね!

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モチベーションの保ち方

板羽さん仕事も何かも順調にいっているよう に見えますが、実際のところはどうなのですか。「モチベーションを保つことを一番考えていますよ。起業した当初は子供が2歳くらいで公務員をやめたから、とにかくがむしゃらにやっていました。当時は背水の陣です。今は売上も安定しているので、自分を律することが必要ですね。」なるほど。確かに起業当初の追い込まれた時期とは状況が変わっているでしょうね。他にモチベーションを保つためにやっていることってあるのでしょうか。「電子書籍事業は仲間を巻き込んでいるので、必ず結果を出さなければならない。これが良い意味でのプレッシャーになっています。」仲間を巻き込むとやらなきゃいけない感は大きくなりますもんね。「ウズウズ出版は今後より多くの人に伝えていき、出して良かったと思える出版社にします。さらに知恵の共有が進むようサポート側で徹底しますよ。」おーーウズウズ出版の今後も楽しみだ!

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日々を大切に

なんか良い話ばかりでちょっと食傷気味になってきたのですが、普段意識していることってあるのでしょうか。「毎日の夜が大晦日だと考えること。年末は1年の振り返りをしますよね。そして元旦に1年の計画を皆さん立てます。毎日が大晦日だとすると毎朝が正月。つまり、毎日きちんと振り返って、毎朝計画を立てる習慣。これが大事だと思っています。」それは大事過ぎる。一日一日を計画的に大事にするって何をする上でも大切ですよね。「結果は日々の積み重ねでしかないのだから意識しています。お陰で毎日計画的に行動できていますね。」うっ。。。その場その場のノリで生きている人間としては耳が痛い。。。他に仕事や様々なプロジェクトを行う上で大事にしていることってありますか。「ターゲットは常に自分です。自分がターゲットだったらお金にならなくても良い経験になります。モチベーションも保ちやすいですね。」そっか。その視点はサービスを作る上でも重要ですよね。なんかとっても勉強になる板羽さんの言葉の数々。一つでも真似できるよう頑張る次第であります!!

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僕はこう思った

公務員から起業された板羽さん。実は現在板羽さんと同じオフィスで働いているので分かったことかもしれませんが、とても堅実なお方です。結果を残すために行動するのはもちろんなのですが、プロセスをきちんと踏んで昇華されているイメージ。文中では割愛しましたが、例えばヤフオクに出品するための物の仕入れ方も、フリマで買うところから、ブランドの招待制のチケットを購入して効率的に購入する。といった経験をして、ネットショップの開設に至っているんですよね。いきなりネットショップ開設するんじゃなくて、たまたまかもしれないけれども面倒なことから経験し、効率的に出来るまでの段階を全て経験していらっしゃる。他のビジネス等に関しても、そうやって地道なところも踏まえていらっしゃるように思います。だからこそ、自社サービスが順調に進むし、コンサルでもクライアントが結果を残せるようになる。こりゃ自分自身にも戒めないとなと。当たり前の話なのですが、着実に着実に。上を見ることも大事だけど、歩みを進めるためには足下の一歩から進めることが不可欠です。足下をしっかりと固めていこうと。浮かれ気分になったときは、オフィスの座席を左90度回して板羽さんのご尊顔を見ながら、自戒していこうと思います(笑)

 

板羽さんのサービス

【これまじ!】これ買ってまじ良かったよ!!

はてブにも上がったりする人気サイトも運営されています。これまじ!って読んでいるだけでもオモロいサイトです!!

テディベア タイム/体重ベア,ウェイトドール通販専門店〜出産祝い・結婚式に大人気!〜

噂のテディベアサイト。友人へのお祝いなんかでも喜ばれるかも!?

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還暦祝いは今や赤いちゃんちゃんこじゃない!赤いちゃんちゃんこを着たテディベアもいるよ!

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10万円から電子書籍が発刊できるウズウズ出版!ブランディングとしての出版いかがでしょう?

大阪の起業家 勉強会 wisdom sharing work shop✤ウズウズ✤ ~知恵の共有ワークショップ~/IT

板羽さんがやっている大阪での勉強会!今でも毎月開催されているそうなので、大阪の方是非行ってみたらどうでしょうか!

株式会社ベビログ

板羽さんの会社。ネットショップの運営等で困ったことがあればご相談してみてはいかがでしょうか??

 

今日のサシモニ会場

店名:カフェ&レストラン マーブル

住所:東京都渋谷区恵比寿西1-9-5 ホテルエクセレント恵比寿 2F

URL:カフェ&レストラン マーブル (Marble) - 恵比寿/喫茶店 [食べログ]

感想:恵比寿で7時からモーニング出来るところって、あまりないんですよね。こちらはゆっくりと時間を過ごすには良かったです。珈琲おかわり自由だったと思いますし。オススメです!

 

サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!