サシモニ

サシ飲みがあるなら、サシモーニング(略称サシモニ)があっても良いじゃない

感じる感覚を増幅する。

今回のサシモニのお相手はカマコンバレー仲間の池田さん。某大手広告会社に勤めるグラフィックデザイナー歴22年のベテランさん。デザインの話から鎌倉での生活の話や子供との関わり方等々。素敵な大人の話です。グラフィックデザインの仕事に興味のある方も、鎌倉に興味のある方にも幅広くオススメです!是非ご一読ください!
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グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーの仕事。友人でも同職の人がいるのですが、グラフィックデザイナーの仕事ってどういうものなのでしょうか。「美大に行く人ってゼロから何かを作りたい人と、解決するためにデザインしたい人の2パターンに分かれます。自分は後者。広告はコミュニケーションだから絵画とは違う。解決策を提供するのが広告です。」なるほど。いきなり素敵な結論いただきました。広告デザインは解決するものを作っている。その通りですね。普段はどのように仕事をしているのでしょうか。「多くの企業やサービスに携わる仕事をしていますよ。広告会社にいると多種多様な人やメーカーの人と関係を持てるのが楽しいですね。」「毎回新しいクライアントの度に勉強します。本気で考えている人や、本気で売りたいと考えている人と一緒に仕事をすることが楽しい。良いものを作りたいというメッセージを伝えたいし、気持ちベースで応えたいと思う。」普段は落ち着いた感じの池田さん。仕事に対してはとっても真摯で熱い感じが伝わってきます!!
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デザイン業界の移り変わり

22年もやられていると時代の移り変わりを感じられるのではないかと思います。デザイン業界でも感じるものはあるのでしょうか。「テクノロジーの進化が一番大きいですね。昔は文字組みをするだけの文字組み屋さんがいて、それを出力して版下に繋げる。それがMACが登場したら、いつの間にかデータ入稿が基本になりました。」データ入稿って今や当たり前ですもんね。文明の利器を感じます。「昔は手作り感のあるものだったんですよ。写植の前はレタリングで一つ一つ作る。僕は今でも水族館の広告は自分で文字を作っています。フォントがデジタルに変わったときに、冷たさを感じたんです。イラストを自分で作るのであれば、文字も作ります。」池田さんが個人でやっていられる水族館の広告。下記写真にありますが、暖かさがありますよね。これは文字を一つ一つ作っているからなのですか。職人さんって凄いな!!
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欲しいものは描く・作る

デザイナーとして長く働かれている池田さん。やはり小さな頃から絵を描くことが好きだったのでしょうか。「子供の頃から絵を描いたり、作ることが好きだったですね。絵を描くことで欲しいものを手に入れていたかもしれない。粘土でもロボットを作っていました。」面白いですね。自分が描くことや作ることで、実物を手に入れることなく、手に入れた満足感を覚えていたんですね。僕にはなかった感覚です。「表現の仕方が合っていたんですよね。描いていた絵はファンタジーではなく、欲しいもの好きなものをひたすら描いていました。実物を描いていたのは、現在の広告の仕事に繋がっているかもしれません。」そっか。小さなときに好きでやっていたことが今の仕事に繋がっている。天職といえるものなのかもしれませんね。
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鎌倉での生活

池田さんは元々鎌倉の生まれ育ちではなく、数年前に鎌倉に移住されてきたそうです。実際に鎌倉に住んでみてどうなのでしょうか。「鎌倉に引越してきてからも小さな頃と変わりなく、何かしら作っています。棚を作ったり、下駄箱を作ったり。作ることが自分の基本にありますね。」池田さんのご家庭では、冬は池田さん自身が薪を割って薪ストーブで生活したり、電子レンジもご自宅にないそうです。ホント昔ながらの自然な生活ですね。お子さんとはどのように接しているのでしょうか。「子供には楽しませることを大事にしています。お風呂に入るのも楽しませる。すると自発的に楽しめるようになって、おもちゃや本を持って2時間入るようになりますよ。」徹底的に子供を楽しませる。良いですね!!「自分の生活の中でどう楽しめるかを教えています。洗濯物を畳むのを褒めてあげると好きになってやるようになるし、出来るようになる。小学校1年生で林檎剥いてお母さんにあげたりしています。」「ご飯を食べるときは、自分が何を食べても「美味しいね。」って言って食べると、子供も食べたくなりますよね。寝るときも思い付きの話をしてあげるだけで、子供が布団に入ることが好きになる。すると、子供が思い付きの話をしてくれるようになって楽しいですね。」素敵です。子供の教育ってやったことないので分かりませんが、池田さんのこの話は絶対に心がけていきたい!!。。。まずは彼女作れ俺!!
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デザイナーの仕事の楽しみ

あらためてデザイナーの仕事の楽しさってどこにあるのでしょうか。「今の仕事はディレクター職ですが、やっぱり手を動かすのが好きだなと思います。もちろん、自分と違う人の力を得ることで、形になる部分の面白さはあります。予想だにしないアイデアの面白さはある。ただ、全てを仕上げられない部分で自分だったらこうしたいと思うこともありますね。」そうなのか。会社での地位が上がると管理職になって、やりたいことがやれないことがあると一般的に聞きますが、葛藤もありながら楽しい部分も感じていらっしゃるのですね。将来やりたいことって何かあるんですかね。「将来的なビジョンは特にないです。どの企業の仕事をしたいとか、そういったものがないですね。良い物が作りたい人がいれば一緒にやりたいと思う。きちんと人と関わっていきたいです。その場その場の気持ちとか大事な気がしますね。」「5年後10年後に作るものがデザインじゃなくても良いです。広告やグラッフィクだけの枠ではない。誰かの役に立つものでありたい。出たものが愛されれば良い。むしろ俺のこと放っておいて貰って良いですよ。」面白いなぁ。デザイナーさんって俺が俺がで結構出たがりなのかと思っていたら、そうでもないんですね。「足下をちゃんと見てやっていく方が楽しいかもしれないですね。3年後の解決よりも今が大事。ぼやっと将来を見ておくことは考えますが、急いで売るためにはダメですね。」「感じることが大事です。感じる感覚を増幅する。それがデザイン思考に繋がる。手を動かすことで学ぶのは触ってみて感じてみたい。」感じる感覚を増幅する。メチャメチャ良い言葉ですね。なんか普段受けない刺激を受けることが出来ました。池田さんありがとうございました!!
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僕はこう思った

池田さんの話。今の時代に生きる者としてとっても参考になる話が多かったです。今や電車の中にいると誰もがスマホをいじっている。僕もそうです。ちょっとした空き時間でも、ついスマホをいじってしまうことが多々あります。でも、それをやっていて感じているのか。自分の感覚で感じているのか。そう問われたら、ただただ流れているものを右から左へやり過ごしているのが95%くらいな気がします。あらためて自分自身の感じる感覚を尊重させないとと気付かされました。そして池田さんのお子様への接し方も素敵です。でも、これって決して子供に対することだけじゃなくて、会社の部下や同僚や仲間たち。全ての関わる人に言えることではないでしょうか。とにかく徹底的に楽しめるようにする。僕は未だに洗濯物が楽しいと思ったことはありません。でも池田さんのお子さんは「洗濯物は楽しいもの」という認識が芽生えて、楽しんでやって上達もする。それと同じくらいに今目の前にある仕事や、全ての出来事を楽しめる観点から見ていけば、世の中の全てが楽しいものと自分自身が捉えることができる。そうすれば毎日が楽しさで彩られた日々になるのではないでしょうか。一日一日を楽しんでいきましょう!!
 

今日のサシモニ会場

店名:café vivement dimanche

住所:神奈川県鎌倉市小町2-1-5 桜井ビル 1F

URL:カフェヴィヴモンディモンシュ (café vivement dimanche ) - 鎌倉/カフェ [食べログ]

感想:ここのワッフルはなかなかイケてます!!週末の昼間なんかはいつも大混雑。だからこそ、朝からゆっくり過ごしてみるのも良いものですよ。オススメです!

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サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

人が中心にある仕事

今回のサシモニのお相手は僕も含めて3人社長のomoroという会社をやっている仲間のマイマイ。この人ホント素敵で面白い人なんです。omoroの3人の中で一番面白いのは間違いなくこの人。現在本業では同時通訳者を仕事としている彼女ですが、過去の経歴も魅力たっぷりです。イギリスに留学していた時の話や、過去の仕事の話等面白い話が盛り沢山。彼女の魅力の断片を知ることができました。ぜひomoroの社長の話をご一読ください!

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同時通訳者の仕事

彼女は現在同時通訳者の仕事をしています。同時通訳って人の話を聞きながら、瞬間的に訳して伝えるわけだから、かなりハードルが高そうな仕事です。そもそもなぜ同時通訳の仕事をするようになったのでしょうか。「帰国子女だったから、日本に帰ってきた大学生のときに、たまたま通訳のバイトの話があったんだよね。体力系のゴルフやテレビ番組の仕事をやったよ。」なるほど。最初はバイトから入ったわけですね。大学時代には他にどんな通訳の仕事があったのでしょうか。「大学時代に休学してピースボートの通訳をやったんだ。お客さんが日本人でスタッフが外国人だから通訳が必要になるの。他にも世界中の寄港地で色んなゲストが乗ってくるので、ゲストが講座をやるときに同時通訳していた。そこで同時通訳者としての経験が積めたんだよね。」ピースボートで通訳の仕事する人なんているんですね。船に乗ってひたすら通訳する日々。良い修行になりそうですね。てか、どうしてピースボートだったのでしょうか。「高校時代に好きだった人が客船を作りたいって話をしていたの。だから、ハネムーンは世界一周が良いなと思っていて。下北沢の居酒屋でピースボートのポスターを見て、「待ってられない!!」と思って翌日に申し込んでいたの。」こういうのがマイマイっぽいです。ハネムーンが待っていられないから、大学休学してピースボート乗るって全く意味不明ですもん(笑)

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同時通訳の醍醐味

同時通訳者になった経緯は分かったのですが、同時通訳者の仕事で大事なことって何なのでしょうか。「同時通訳は進み続けないといけないの。細かいところに拘り過ぎると難しい。良い意味で大雑把でクヨクヨしないことが大事かな。そういうところが性格的に合っているなと思ったんだよね。」確かに話し手は通訳がいるからこそ、安心して自分の話を続けていくので、同時通訳者が思考を止めている暇なんてないですね。でも、結構大変そうな気がするのですが、事前準備とかって結構やったりするのでしょうか。「相手が何を考えているか。その人が書いた本を読んだり、相手の意思を汲んだりするよ。モノを知っていないと辛い仕事なの。バックグラウンドにある英語と日本語の語彙だったり、ある程度の知識がないと成り立たないよ。色んなところで色んな違う経験を積むことが必要かな。」そうなのかぁ。確かにいちいち自分の中で疑問を覚えていたら正確に伝えられませんもんね。なんかマイマイ凄いぞ!f:id:sashimoni:20140401071146j:plain

英語を使わない仕事

新卒で始めた仕事も同時通訳者だったのでしょうか。「最初に入った会社はリンクアンドモチベーション。英語は親が転勤になって境遇で身についたものだから、それ以外のものを身につけてみたかったんだ。」「ロジックの部分と感性の両面を持てる人になりたいと思っていたの。ピースボート時代にもっと良い世の中に出来ると気づいたから、変化を起こしたいという気持ちもあったよ。」ほぉ。通訳の仕事とは全然違う方向性にいったのですね。面白いものです。実際働いてみてどうだったのでしょうか。「メチャメチャ良かったよ。M&Aされた会社の風土を作ったり、会社の人事に関わって、人の人生が変わる手助けをするのは楽しかった。そのときの繋がりが今も生きているしね。」なんか良い感じですね。でも途中で退職したのはなぜなのでしょうか。「組織の中で自分の個性を押し殺して働くのが向いていないって。英語を一切使わなかったけど、英語を使うことが出来ないことにも苦しみを覚えたの。」「当時は苦手なことを克服することがメインだったけど、世の中に貢献して変化を起こしたかったら、自分が得意な部分でやった方が良いと実感できたよ。」そっか。自分の特性に気付けただけでも、最初に選んだ会社としては正解だったのかもしれませんね。それにしても普段のにこやかにしているマイマイからは、あまり感じられない心情的な話が素敵です。

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キャリアの移り変わり

さて、リンクアンドモチベーションを退職して、その後はどうしたのでしょうか。「

しばらくフリーランスで通訳していたんだけれど、みんなでやる仕事の喜びを知ったから、また誰かと働きたくて。NHK WORLDの立ち上がりに関わったの。いきなりディレクター職で始めたんだよ。」テレビのディレクターっていきなり出来るものなんですね。驚きです。「10分間のニュース番組のうち、3分間の経済特集を担当していたの。生き様フェチだから、色んな人に会えたり、色んなストーリーを知る機会が持てたのが楽しかったんだ。」今でも生き様フェチって言ってますもんね。過去の仕事からも繋がっているんだなぁ。他にはどんな仕事をしていたんでしたっけ。「INGの日本法人の立ち上げにも関わったよ。オランダの会社でオフィスの雰囲気が良かったのと、多国籍な感じが良かったの。戦略企画室に在籍していたんだけど、日本で新たに銀行を始めるから、金融庁から免許をもらわないといけない。1回免許を取るのに失敗して、免許の取り直しから関わったの。」なんかこの人本当に色んなことをやっています。しかもレアな仕事ばかりで面白い。その後はどうなったのでしょうか。「免許を無事に取れて1週間後に開設するときに、リーマンショックがあってオランダ政府からストップが入っちゃったの。それで解散することになって、みんな涙涙になったんだ。」それはキツかったでしょうね。せっかく免許まで取れたのに。ホント色んなドラマがあるものです。

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見つけた天職

バイリンガルベビーシッターをやったんだ。10人くらいの子供を育てて、かつ同時通訳も出来るから天職だと思ったの。だけど、抱っこしすぎて腰を壊して引退を余儀なくされたんだ。」面白いです。このストーリー。せっかく天職を見つけたのに、腰を壊して引退だなんて。。。「子供と触れ合うのはノンストレスで心から楽しめるし、彼等がハッピーになる触媒になれる。誰に対しても自分は同じでいたいと思うし、子供に対しても同じように考えているよ。」素敵ですね。マイマイの子供好き感が良く伝わってきます。ベビーシッターの後は何をやったのでしょうか。「ドミノ・ピザに転職したの。ファンドが会社を買って、社長が外国人になったんだ。社長の秘書であり、通訳であり、アシスタントをやっていたの。」なんか、また大きくステージが変わりましたね。ベビーシッターが、社長秘書且つ通訳ですか。「社長が日本にいる間の全ての通訳をするから、全ての会議に同席するし、社長が日本にいないときは日本で何が起こっているか、目となり耳となりとなっていたよ。」それは大事な仕事ですね。凄いなマイマイ。「社長が現場主義だったから必ず全店舗に視察に行って、お店が大変そうだったらピザも作ってた。現場の人達は本当に頑張っていたよ。」社長がピザを作るってやりますね。社長の通訳で大事なことってあるのでしょうか。「社長の言葉は自分が全て通訳する。自分がどのように通訳するかで、現場の5,000人の人達のモチベーションも変わる。大事な仕事だと感じていたよ。」自分の言葉一つで現場の社員の受取り方等が全て決まるんですもんね。通訳の仕事ってホント責任重大です。

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イギリス寄宿舎時代

様々なキャリアを積んできたマイマイですが、学生時代はどんな子だったのでしょうか。「高校生のときに女子校の寄宿舎に入ったの。ご飯が美味しくなくてひもじい思いをしていたよ。メチャメチャ厳しい学校だったの。夜はセキュリティがあって1階にも降りれなくて。お腹が空いた時にピザの配達を注文した時は、洗濯カゴに靴下とかを繋いで2階からカゴを吊り下げて、カゴにピザを入れてもらったりしたよ。」なんか映画の世界の話ですね。流石イギリスって感じがしますわ。「一年に一度だけ、好きないたずらをしても良い日があったんだ。校長先生の電話番号を使って「ピザ屋オープンしました!!」ってチラシを撒いたり、学校中の扉を全て外して積み上げたり、トイレにサランナップしたり、先生の車をトイレットペーパーでグルグル巻きにしたり、下級生のクラスを風船まみれにしたりして楽しかったよ。」すげぇなイギリス。なんかスケールがでかくてビビリます。先生寛容すぎ!!日本じゃ聞いたことないなぁ。 

日本の大学へ

そんなマイマイなのですが、どうして日本に戻ってきたのでしょうか。「獣医になろうと思っていたの。だから、高校卒業後はイギリスの大学で獣医に入ることになっていたんだ。イギリスで獣医の免許を取ると、EUだと仕事を出来るけど日本では仕事が出来ない。長くEUにいることになると思って、短期間の滞在目的で一度日本に帰ってきたんだ。」ふむふむ。まぁここまでは分かる話ですが、日本の大学に入る流れが分からんですな。「日本に帰ってきたら、友達みんなが大学に入っていたから半年だけ大学に入ることにしたの。その時に、ラクロスとテニスのサークルに入ったら、女子代表を打診されて引き受けちゃったんだよね。それで日本で大学生を続けることにしたの。」いやぁ昔からぶっ飛んでますね。普通サークルの代表を任されたからって、イギリスの大学に進学すること辞めますかね(笑)大学では何をやっていたのでしょうか。「農学部の中で生命工学の勉強をしていたの。狂牛病の問題を治すことに興味があって、生命工学を勉強していたよ。ips細胞とか砂漠を緑化するのに菌を増やすこととかね。」生命工学の勉強ですか。なんか今のマイマイから想像つかない。「生物学が好きなんだ。多様性があることが生き物としての強さだし、世界を回ってみても、色んなモノがモザイクみたいに組み合わさっているのが美しさだと思った。そういう世界があれば良いなと思う。人の多様性もそうだと思うし、それぞれの生き方が輝いていると思う。」うんうん。とーーっても良いですね。多様性のある世界が僕も好きです。

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 人のことを伝える

なんかハチャメチャに動いてきたようなマイマイですが、今後の関心はどのようなところにあるのでしょうか。「インタビューの仕事を通じて、もっと謙虚でありたいし、他の人の素晴らしさを分かるようになりたいと思っていたの。人って最大のメディア。人の生き様がある。それを伝えていきたい。」「通訳の仕事でも100が80で伝われば良いと思われがちだけど、100は100で通訳したいし、110や120になればさらに良い。自分が介することで、物事が上手くいくようになれば嬉しいの。」そうか。通訳次第で100が110にも120にもなる。素敵な仕事ですね。でも、具体的にはどうすれば良いのでしょうか。「プラスアルファの文脈も伝わると場が良くなるし、表情も良くなるよ。相手を理解できた場が生まれるの。でも、同時通訳者の中にも正確に出来ていないことが理解できていないケースもあるから、少しずつ変わっていけば良いなと思う。同じ世代で両方の言語でネイティブとして育ってきた人達と、同時通訳者も変わらないといけないよねと話しているんだ。」なるほど。同時通訳者の仕事って今まで全く知らなかった世界なのですが、本当に通訳者1人の影響で場が大きく変わるものなんですね。ぜひぜひ今後も良い場を作り続けてもらいたいものです!!

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僕はこう思った

現在一緒に会社をやっているマイマイ。彼女の近くにいて特徴的だと思うのが、彼女に関わる多くの人が、彼女のことが大好きになる。とっても愛され女子なのです。「なぜ、この人はみんなに好かれるのだろうか。」そう考えて今回のサシモニを振り返ると、彼女が多種多様な仕事をしたり、色んな経験を積んでいる中で、彼女の中心にあるのは「人」なのだと気付かされます。通訳の仕事やNHKのディレクターの仕事も、「誰かのため」がある。自分が好きな人や興味を持っている人のための仕事なんですよね。それだけ人を好きに、大事にする彼女だから、多くの人に好かれる存在なのかもしれません。omoroという会社は僕と大山選手とマイマイの3人が社長なんですが、彼女を含めてみんな種類は違えど、誰かのためという気持ちや、やさしさを持ち合わせている気がしています。だから、「人軸の会社をやって色んなことを実現しよう!」という掛け声に賛同して集まったのかもしれません。だからこそomoroとして、色んな人達と多くの価値を生み出せたら良いなと思うんです。頑張りますよ。大山選手、マイマイ共々。というわけで、今後もomoroをよろしくお願いします!!(最後宣伝にしちゃった 笑)

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せっかくなので大山選手

大山選手とのサシモニはこちらです。

現状に飽きたらず。常に前へ。 - サシモニ

ついでのついでに僕

自分1人でやったオレモニはこちらです。

【オレモニ!】omoro創業のはなし - サシモニ

 

今日のサシモニ会場

店名:Lauderdale 

住所:東京都港区六本木6-15-1六本木ヒルズ けやき坂テラス 1F

URL:Lauderdale | ローダーデール

感想:ちょうどこの時期は目の前の桜並木が開花していて、とっても良かったです。お店の居心地も良いので、オススメです!

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サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

シンプルさが伝えられるもの

今回のサシモニのお相手は素敵な女性の杉本さん!普段はPRの仕事をしながら、様々な活動をされている方。杉本さんには僕がボラフェスというイベントをやった際にリリースを書いていただいたり、後述するグリーンドリンクスで僕が話をさせてもらったりと、色んな活動ベースでお逢いさせていただくことが多かったです。といっても杉本さん自身も様々な活動をされている方。シャボン玉倶楽部という面白い活動を通じてラジオ出演したりと素敵な方なのです。PRの仕事についての話や、シャボン玉倶楽部についての話等、色んな話を伺いました。ぜひぜひ素敵女子の話ご一読ください!

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シャボン玉倶楽部 

僕が杉本さんにお呼ばれしたイベントで、グリーンドリンクスという活動がありました。ご存知の方いますかね。グリーンドリンクス。どのような活動なのでしょうか。「元々ヨーロッパで始まった「ソーシャルやエコについて飲みながら話そうよ。」という会。日本でも各地域に出来るようになって、その流れで原宿版を作ったんだよね。」なるほど。興味を持ったから作っちゃうって発想が良いですね。ソーシャル周辺って興味を持つ人も増え続けていますし、世間の関心の流れを感じます。他にはどのようなことをやっているのでしょうか。「東京シャボン玉倶楽部という活動もしていますよ。キッカケはタバコを吸う人って喫煙所でタバコを通じたコミュニケーションがあるけど、非喫煙者でも同じようなことが出来ないかなと思って。」「それで煙草の代わりにシャボン玉でコミュニケーションを取ろうって話になったの。」面白いですねぇ。確かに喫煙所コミュニケーションってあるんですよね。僕の知人で煙草をやめたけど、喫煙所コミュニティを維持するために煙草を吸っても肺に入れず、煙を口に入れて出すだけ。そんな努力をしてまで、コミュニティ維持する人までいました。喫煙所コミュニティをシャボン玉で実現するとは、視点がとってもユニークです!

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PRの仕事

プライベートで様々な活動をしている杉本さん。仕事ではどのようなことをしているのでしょうか。「普段はPR会社で働いていますよ。PRの仕事の楽しさは、話題がないところに話題を創り出すこと。その仕掛けを考えるのが面白い。いろいろとコラボしているから、コラボ先として好きな人と会えることも楽しみですね。」話題がないところに話題を創り出す。それが上手くいけばPR冥利につきることなんでしょうね。サービスをローンチして、いかに話題性を持たせるかってメチャメチャ大事なことなので、ホント重要な仕事ですね。最近のPRの現状はどうなのでしょうか。「以前に比べて、PRが難しくなってきていて、なかなか届かなくなっているの。なので、今はアライアンスが必要になってきている。アライアンスを組むと、それぞれのコミュニティがあるので、相乗効果で上手くいくケースが多いですよ。」なるほど。PRも一社だけでなく、他社とも力を合わせて行う時代なわけですね。確かにこれだけ情報過多になると、それぞれのコミュニティに届けるというのは良い施策なんでしょうね。

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ピチピチ新卒時代

なんかタイトルで誤解が生じそうですね。杉本さんは今でもピチピチです(笑)PR会社に入る前。新卒のときは何をやっていたのでしょうか。「20代の頃はイベントディレクターをやっていたんですよ。主にIT系の企業のイベントや展示会等。仕事のスピード感が求められる現場で、仕事を早く覚えられて良かったですね。」なるほど。なんかメチャメチャ意外でした。イベント会社でバリバリやるようなイメージなかったんですよね。どうしてイベントの世界に入ったのでしょうか。「大学生の頃にアメリカに留学していたんです。午前中は語学学校で勉強して、午後はNPOで仕事をする生活。そのときに、ボランティアで国際会議の運営を経験しました。国際会議でスタッフの人がトランシーバーでやり取りしていて、格好良いなと思ったりして。イベントの仕事が、身近にある仕事だったんですよね。」面白いですね。確かにトランシーバーでやり取りするのって格好良いですが、いくら身近な仕事であっても仕事として選択する気になるのか。不思議な気が少しするものの、学生時代って世の中のこと分からないから、意外と身近なものを選択するものかもしれませんね。

 

イベント会社から繋がったもの

さて。とはいっても、どうしてイベント会社で働いていた杉本さんがPR会社に転職することになったのでしょうか。「イベントをやる上ではマーケティングやPRが必ず必要になります。なので、PRのことを学びたいと思ったんです。今はPRの仕事で世の中の動きを見たり、メディアや人の反応を考えるようになって、以前と比べて視点が変わるようになりましたね。」なるほど。新卒で入った仕事から、着実にキャリアが進んでいるわけですね。ふと気になったのですが、仕事以外で行っている活動が、仕事にも結びついていることはあるのでしょうか。「 例えば、シャボン玉倶楽部のおかげで多くの人が逢いに来てくれるようになりました。シンプルで分かりやすいから、人が逢いに来てくれるようになったと思うんです。タバコの変わりにシャボン玉って分かりやすいでしょ。」「シンプルなものほど、人の伝播が起きやすいんですよね。PRの仕事にも通じると思います。」なるほど。確かにシンプルで分かりやすければ、人に伝えやすいですもんね。自らが様々なことを実践しながら、それが仕事にも繋がる。良いサイクルですね。今後の展開も非常に楽しみです!!

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僕はこう思った

杉本さんの話。メチャメチャシンプルなんですけど、本質的な話だから面白いんですよね。PRの仕事についての話もそうだし、シャボン玉倶楽部の活動にしてもそう。文脈がシンプルだから、メッセージとして分かりやすいし、伝えやすい。流石PRの仕事をしている方の話だなと思います。色々と余計な要素を付け加えることなくシンプルに伝えていく。メチャメチャ大事なことですね。そしてもう一つ面白いのが、彼女のキャリア。新卒のイベント会社については、身近にあった世界だから飛び込んだと仰る彼女。その世界でも楽しんで、そして且つ自分に足りない要素を見つけて、次の世界を見つけていく。自分のやりたいことが見つからないと話す人も多いですが、目の前のことに真剣に取り組むことで、自分が興味や関心を持つことが見つかったりするんですよね。常に目の前のことに一所懸命。大事なことだなって、あらためて感じさせてもらいました。

 

今日のサシモニ会場

店名:エスプレッサメンテ・イリー 赤坂Bizタワー店 

住所:東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー B1F

URL:エスプレッサメンテ・イリー 赤坂Bizタワー店 (espressamente illy ) - 赤坂/ダイニングバー [食べログ]

感想:普段なるべくチェーン店を使わないようにしているのですが、ここはありですね!珈琲も美味しかったし、モーニングの何かのサンドも美味しかったです。オススメです!

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サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

 

Email:hishiki0519アットgmail.com
FB個人ページ:https://www.facebook.com/yutaka.hishiki

インスピレーションで仕事が決まる

今回のサシモニのお相手は地元の友人まっちゃん!現在ヨガのインストラクターとして、都内でも有名なTOKYO YOGA等のスタジオで活動している高校の同級生。学生時代は誰一人として彼が将来ヨガの先生になるなんて思えませんでした。一体どうしてヨガのインストラクターの道に進んだのか。興味津々で話を聞いてみました。ヨガについて興味のある方や、ヨガのインストラクターになる方法に興味のある方等々。ぜひご一読ください!

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インストラクターの仕事

ヨガインストラクターの友人は彼以外にいないのですが、ヨガのインストラクターってどこで仕事をしているのでしょうか。「TOKYO YOGAみたいなヨガ専門のスタジオ以外にも、GOLD GYMやセントラル等のスポーツジムでもクラスを持ってるよ。」GOLD GYMってムキムキの漢の世界だと思っていましたが、ヨガのレッスンもあるんですね。ヨガを教えていて印象的な出来事って何かあるのでしょうか。「一度自分が受け持つTOKYO YOGAのクラスがなくなると決まったときに、生徒さんが怒りだしたんだ。生徒さん達がTOKYO YOGAに対して「アキのクラスがなぜなくなるんだ。アキのクラスがなくなるなら、私たちもやめる」って言ってくれてね。それで結局クラスも継続することになって、ホント嬉しかったね。」それは先生冥利に尽きる話ですね。生徒さんから好かれていることが伝わるストーリーです。「スポーツクラブの生徒から飲みに誘われたり、「いつも楽しいクラスをありがとう」ってメッセージカードをもらったこともあるよ。相手が喜んでくれるのが嬉しいし、自分自身の自信にもなる。もっと良いものを提供しようと思うし、ヨガをやっていて良かったなって。ホント生きていて良かったと思うよ。」なんか充実している発言ですな。素敵ですぞ!

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ヨガの先生への道

まっちゃん。昔から知っていますが、ヨガへの興味なんて全く感じたことがなかったです。昔からヨガをやっていたのでしょうか。「随分前にインドへ旅行で行った際に、ヨガの練習自体は数回したことあるかな。その時は女の子のお尻見てただけだけどね。」うんうん。男ならその気持ち分かるぞ!!って、僕まで彼と同列の人間として見られる必要は全くないのですが、そんな彼がどうして先生になることになったのでしょうか。「震災の直後に、ふと自分の将来を考えたんだよね。その時は長野の農家でバイトしていたんだけどさ。将来を考えたときに、なぜかパッと脳裏にヨガの先生が浮かんできた。今までヨガを本格的にやったこともないけれど、その時にヨガの先生になろうと思ったんだよね。」完全に思い付きってことですね。インスピレーションで将来を決めることって、意外と聞いたりすることもありますが、実践するって凄いですよね。

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インドでの修行

さて、ヨガの先生になろうと決心した後はどうしたのでしょうか。「ヨガといえばインドだと思って、すぐにインドに行ったよ。ヨガのスタジオで先ずは基本を学んで、それから別のスタジオに移ってヨガの先生になるコースを受けた。ヨガ漬けの日々を過ごしたね。」インドにはちゃんと先生になるコースがあるんですね。そんなコースの存在自体知らなかったです。帰国後はどうのような経緯で先生となったのでしょうか。「帰国してからも日本でヨガを学びにスタジオに通っていたら、先生から代行で先生役をお願いされてね。それから「定期的にやらないかと」声をかけられて、クラスを持つようになったんだ。」なるほど。なんか理想的な流れですね。実践した結果が認められるって良い流れです。しかし、普通はどのように先生になるのでしょうか。「ヨガの先生のオーディションがあるよ。実際に生徒を前にしてデモンストレーションのようなものを行う。そこで判断されることが多いかな。」先生になる道はどの道も険しいものなんですね。ヨガの先生事情が段々と分かってきましたよ。

先生力の違い

ヨガのインストラクターって、日本だけを見ても結構な数の人がいそうですが、ヨガの先生の力が判断されるポイントって何なのでしょうか。「良い先生、悪い先生の違いはクラスの場を作る力が大事。その人自身のスキルセットは当たり前だけど、生徒側の人も勉強になって楽しめると感じられる先生だと良いよね。もちろん、自分に合うか合わないかという感覚的なものもあるけどね。」なるほど。クラスの場を作る力って大事そうです。先生業って別にヨガの先生だけではなく、楽しんで学びを得れる場を作ることが出来るスキルは求められますよね。実態としてヨガの先生の環境はどうなのでしょうか。「ヨガの先生だけで食べていくのは、日本の中だと結構難しいんだ。やりたい人や、やっている人が意外と多い世界だからね。どうしたらヨガだけでご飯を食べていけるかは、自分自身も考えているところ。色々と仕掛けようと考えているけどね。」確かにヨガって人気ありますし、安定した職とするにはなかなか大変そうな世界なのかもしれません。好きなことを仕事にする難しさはどこの世界でもありますね。

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ヨガの楽しみ

昨年彼と友人の住職とのコラボで「ヨガ×坐禅」のイベントを開催したことがあります。その時に生まれて初めてヨガをやったのですが、結構楽しかったんですよね。彼にとってのヨガの楽しみって一体どのようなものなのでしょうか。「自分自身の練習が先ず楽しいね。練習でも毎回達成感がある。好きなポーズの完成度が高まることへの喜びとかさ。アスリート的な喜びかもしれないね。」練習から楽しいって、仕事としてやる上でも、とっても素敵なことですね。反対に大変なことって何があるのでしょうか。「自分の練習もしながら教えているから、タイトなスケジュールがキツイと感じるときもあるよ。実際にはヨガをやっても、疲れが取れないときもあるしさ。」そうなんだぁ。身体って何でも言うこと聞いてくれるわけではないんですね。「ヨガでも体調が良くならないときは、食事を変えることで疲れにくい身体にしているよ。今後は食生活とヨガを合わせたプロデュースをしたいね。」食事ですか。身体を整えるという意味合いでは同列の話なんですね。「インドの人はベジタリアンが多いから、自分も同じようにしていたら、肉がなくて良いものだと気づくようになった。今では小麦もあまり食べないし、砂糖が入っているものも身体が影響を受けて、重くなったりむくむようになるから気をつけているよ。」ヨガで身体の調子を整えることで、身体の内部にまで気をつけるようになったんですね。自分の知らない世界に飛び込むことで見えてくるものが色々とあるんですね。これから、まっちゃんのヨガがどんな進化をしていくのか非常に楽しみです!

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僕はこう思った

いつの間にかヨガのインストラクターになっていた友人のまっちゃん。彼がヨガの先生になったキッカケはインスピレーション。ハッキリ言って思い付きですよね。そして、思い付いてからすぐに行動に移す際に、日本で学ぶのではなくヨガの本場であるインドに学びに行った。これがとってもユニークです。思い付いたらすぐに行動に移す人はいると思いますが、その時に海外に出向くくらいの行動力がある人って、そんなに多くないのではないでしょうか。「とりあえず出来るところからやってみよう」って考えるのが普通ですもんね。でも、きっとインドに行ったことで彼の道は拓けていったのかもしれません。「学ぶときに誰から学ぶのか。」とっても大事な観点だし、学んだ人の違いで捉え方や楽しみ方も変わります。そしてインドという本場の環境で学んだことが良い刺激となったのかもしれません。あらためて、自分自身が学びを得る環境の重要性を考えさせられます。同じことを学ぶにしても、誰から、どのように、どのような場所で学ぶのか。生涯学び続けることを考えると、忘れてはいけないポイントですよね。

今日のサシモニ会場

店名:灯

住所:神奈川県藤沢市藤沢111

URL:灯 - 藤沢/喫茶店 [食べログ]

感想:純喫茶好きとしては、こういったお店の雰囲気は落ち着きます。木・木・木みたいな。いつまでも残ってもらいたい雰囲気のお店ですね。オススメです!

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サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

 

Email:hishiki0519アットgmail.com
FB個人ページ:https://www.facebook.com/yutaka.hishiki

モノではなくコトのデザイン

今回のサシモニのお相手はクロ!地元の友人でエクステリアデザイナーとして賞を獲得する等の仕事をしながら、プライベートではTシャツ等をデザインするアパレルブランドを作ったり、夏は海の家でBBQパーティーを開催。なかなか多彩な友人です。エクステリアデザイナーの仕事って簡単にいえば庭のデザインなのですが、普段聞くことのない世界の話は面白いし、他にも彼の考え方等々いろいろと面白い話は満載!ぜひご一読ください!

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奢り合う文化

僕がクロと出逢ったのは、彼が友人と主催していた海の家で行われるBBQパーティーでした。「異様にうるさい奴がいるなと思ったのが印象的だったよ。なぜか、菱木走り回ってたし。」うっうん。。。そうかな。そもそも、なぜBBQパーティー始めようと思ったのですか。「色んな同級生がいるから、みんなが集まれる場があれば良いなってのがきっかけ。同級生縛りにしたから共通点はあるし、普段会わない友人同士が出逢って、仕事の繋がりが生まれたりしてね。」一番多かったときは、120人もの人が海の家に集まったそうです。その中でも印象的だった出来事はあるのでしょうか。「それぞれが一杯奢ることで価値が生まれることかな。1人が奢ると、奢り合いが生まれて、それでドンドン盛り上がっていくんだよね。だから、フードは1,000円で食べ放題。ドリンクはキャッシュオンにすることで奢り合いやすくしたね。」そうだったのか。確かに僕も結構奢ったり奢られて、しこたま飲んだ想い出があります。奢り合う文化って良いですね!

東京都知事

彼は某大手ハウスメーカーでエクステリアデザイナーの仕事をしているのですが、昨年の日比谷ガーデニングショーにて東京都知事賞を受賞しました。写真を見れば分かりますが、これを造るのは相当大変そうです。「造り上げる期間が3日間しかなかったんだよね。なので、時間がないから先ず真鶴で石を組んで、それぞれの石に番号を振る。そこから全てバラして日比谷公園に移送して組み上げる。」「多くの人に協力してもらったお陰で賞も取れた。みんなの力が合わさった結果かな。」時間のない中で造り上げるからこそ、準備や効率化を結構考えたんですね。実際に賞を受賞してみてどうでしょうか。「1等賞は大きいなと実感している。20作品のうち1位。こだわった結果1等賞を取れたことで、結果を出すために必要な努力のラインを実感できたことが大きかったかな。結果が悔しいモノではない分、前向きに反省できるのも大きい。ポジティブな反省ができるよね。気持ち良く次に繋げているよ。」なんだか良い感じですね。やはり結果を出すことって重要ですよね。彼の中での大きな転換点となっているような気がします。

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周りからの評価

せっかくなので、もう少し掘り下げてみましょう。他に受賞後変わったことはあるのでしょうか。「エクステリアデザイナーの仕事は今ないものに対して提案し、お金をもらうことが難しい。だからこそ、なるべく細かく説明するようにしてきた。賞を取ったことで期待されるハードルは上がっているけど、説明に時間がかからないようになったね。権威付けができたからかな。」顧客から見て権威付けされている人へは見えない信頼感が生まれるので、そういった実態は想像できますね。「賞を取ったことで、発信されることが増えたのも変わったことかな。お陰で社内でも名前が出て、発言力も上がった。権力を持っている人にも名前を知られるしね。だからなのか、周りが優しくなったよ(笑)理不尽なことを言われなくなってきているし、働き方が良い意味で変わったね。」社内でも大きな変化があるものなのですね。今の職場に満足しきれていない方も、何かしらの権威付けが出来ると働きやすくなるかもしれません。

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エクステリアデザイナーという仕事

さて、そもそもどうしてエクステリアデザイナーという仕事を選ぶことになったのでしょうか。不思議です。「高校生のときは、当初薬剤師になろうと思ってたんだ。安定している仕事だから。でも、ギリギリになって「やりたいことじゃない」と気付いたんだ。本当にやりたいことを考えていた時に、TVで鉄腕DASHDASH村がやっていて、農業って面白そうだなって思ったんだ。それで、東京農大に入ることに決めて、絵を描くのも好きだったから、造園科だけが図面を描く授業があったから、造園の道に進んだんだ。」人生の道を決めたキッカケが鉄腕DASHなんですね。こりゃTOKIOに大感謝しなきゃです!多種多様な人生の選択方法があるものですよね。「実は大学2年生のときに服飾の専門に行こうとも思った。そんなときに、大学の先生に凄い人がいて、公園の空間が造園の力でコントロールされていることを教えられたんだ。」ふむふむ。よく意味が分かりません。「例えば、公園の入口の生け垣の工夫次第で、人の流れが変わる。結構理詰めの世界なんだよね。それで造園って凄いなと思って進む道を決めたんだ。」そうなんですね。普段造園って、あまり気にして見たことがないのですが、突き詰めていくと面白い部分があるんですね。これから気にして見てみるようにしようっと。

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造園の楽しさ

実際に仕事としてやってみて、楽しめる部分はどんなポイントなのでしょうか。「植木とか石を選びに行って、どの場所に置くか、どの向きにやるか、この違いで空間が大きく変わる。植木次第で大きく変わるんだよね。」「植木は最後の仕上げ。植木を入れると魔法がかかるって言われているんだよ。建築は出来たときが100点。だけど、造園は出来たときは70点。植木が成長していくことで、100点とか120点になるんだよね。」未来を見て仕事をするわけですね。確かに欧米の住宅では新築の住宅は価値が低くて、時が経って庭が綺麗に出来てくると価値が上がるそうです。住宅の価値を考える時に、建物だけではなく、全ての環境を含めて考えると至極当たり前の話かもしれません。「日本は木の種類も多いし、下草もたくさんあって幅広い。四季の移り変わりもある。日本の造園はまだまだ発展途上だと思うし、今の会社で結構大きい仕事も出来ている。年間100件は庭を造っていきたいね。」素晴らしく前向きな感じで素敵です。ぜひぜひその調子で頑張ってくれ!

Piece to Peaces(Red Rock)

HOTOKE

せっかくなので、彼が展開しているHOTOKEブランドについても聞いてみました。「20歳からHOTOKEというブランドでTシャツを作り出したんだ。Tシャツは広告でもある。だから、Tシャツの中にメッセージを落としこんで、自分の伝えたいコトを伝えたい。」確かにデザインで伝えられるものや、言葉そのものにメッセージが込められますよね。「世界がより良くなっていくものを創りたいよね。モノのデザインではなく、コトのデザイン。Tシャツを通じて、世の中を良い方に変えていきたいんだ。」きっとTシャツだけでなく、造園の世界でも同じ考え方なんでしょうね。普段どんなことを考えているのでしょうか。「レベルが高いものを数多くやってきたい。レベルの高さは自分の情熱。仕事だとお金が絡んでいるので、どれだけ情熱を持って語って、デザイン含め良いものが出来るかが勝負。」「目標は人間力を高めること。努力できる天才になりたい。YahooのCEOのマリッサ・メイヤーが「物事が失敗するのは、努力が足りないか、知恵が足りないか、能力が足りない。」と言っていた。失敗しないようにするには努力が必要。努力を限りなくすれば、能力も積み重ねられていく。高いレベル感でやっていると好循環が生まれるから、自分もその一員になりたいね。」おぅ。努力できる天才って桜木花道だな!頑張れ花道。俺は華麗に振る舞う仙道のように。。。なれないだろうな。お互い頑張りましょう!

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僕はこう思った

面白い友人です。彼の考えって、下手したら最近耳にする「意識高い系」としてプッ(*´艸`*)っとされるのかもしれません。が、意識高くて良いんじゃないですかね。「意識高い。プッ(*´艸`*)」ってされるのって、結果を出していなかったり、行動せずに、口だけだから嘲笑されるわけですよね。でも、彼の場合は結果も出し始めているし、行動もしている。リアルなヒトやモノは笑われることなんてないですよね。だから、僕はそんな彼が大好きだし、良い影響を互いに与え合うことが出来れば良いなと思うのです。「意識高い。プッ(*´艸`*)」と笑っている人がいたら、先ずは自分を省みて笑えと。まぁ、とはいえ誰もが彼のように高い目標に向かって進む必要もないとは思います。みんなそれぞれ好きなように生きれば良いし、好きなように考え、行動すれば良い。その人が信じる方向を進めば良い。誰かに大きな迷惑をかけることがないのであれば。笑われようが、批判されようが、良いじゃない。僕だってomoroという会社を仲間と一緒に作って、「お前omoroって。プッ(*´艸`*)」とされたことがありますが、何も気になりませんもんね。良い意味での心の不感症が大事なときもあるのではないでしょうか。

 

HOTOKEについて

彼が展開するHOTOKEの商品は下記リンク先から購入可能です。ぜひ一度ご覧になってみてください!

HOTOKE

 

今日のサシモニ会場

店名:灯

住所:神奈川県藤沢市藤沢111

URL:灯 - 藤沢/喫茶店 [食べログ]

感想:残念なことに店内の写真を撮り忘れていました!こんな時もたまにはある。純喫茶な感じで落ち着いた雰囲気のお店です。オススメ!

 

サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

Email:hishiki0519アットgmail.com
FB個人ページ:https://www.facebook.com/yutaka.hishiki

人助けの道は消防士から次の道へ

今回のサシモニのお相手は小学生のときから同級生のアンリ。現在は個人で整体師の仕事をしていて、僕も大分お世話になっています。今まで知らなかったこともたくさん聞けて、かなり面白い奴だなってことが良く分かります。元消防士からの、タイでカニ漁師をやっていたり(笑)もちろん真面目な話もありますよ。ぜひご一読ください!

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今の仕事は順調?

僕自身、彼には定期的に身体のメンテナンスをしてもらっているのですが、仕事は順調なのでしょうか。「今、独立して3年目で今年の9月で丸3年。ようやく足下は固まってきたかなという感覚かな。数字だけ見れば右肩上がり。その中で浮き沈みもあるけどね。」おぉ。上手くいっているようでなによりです。どんな人がお客さんなのでしょうか。「都内から2時間近くかけて来てくれる人もいるよ。ただ、いきなり来なくなる患者さんもいる。治すのが仕事だから、満足して来なくなった可能性もあるけどね。そういったことで悩んだ時に、メンタルを保つのが結構大事かな。」確かに、サービスとしては、お客さんが来なくなることが目的の一つでもあるんですよね。上手くやればやるほど、お客さんが少なくなるかもって結構難しい問題です。

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どうやってお客さんを集めるか

彼は自宅(鎌倉の長谷)or出張でサービスを行っています。お店を開かない分、初期コストを抑え、効率的とは思います。とはいえ、集客するのが大変そうですが、どうやってお客さんが来ているのでしょうか。「殆どがクチコミだね。クチコミで来た人が、定期的に来てくれることが多い。紹介で来る方は、良くなりたい想いが強いのかもしれないね。」ここで肝なのはクチコミで来てくれた人が、そのまま定期的に来てくれているところ。リピーターになってもらうって、とっても大事です。「商売柄、継続できる関係を増やすことは重要だね。身体の悪い部分を治して喜んでもらって、定期的にメンテナンスで来てくれる人が増えることが嬉しいかな。」お客さんと良い関係を築けている感じですね。素晴らしいです。それにしても、どうして彼は自分で開業することにしたのでしょうか。

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消防士時代

そもそも彼の初めての仕事は消防士だったんです。「高卒で消防士になったのが最初の仕事。テレビで見る消防士の姿に憧れたんだ。中学生のときに、川で流された小さな子供を助けたことがあって、その時に良い仕事だと思ったんだよね。」マンガに出てくるようなストーリーです。実際のところ働いてみてどうだったのでしょうか。「描いていた世界とは全然違ったね。公務員的な体質や、現場仕事もあまりない。良いことなんだけどね。40年後の自分の姿が見えてしまってさ。その将来像に自分の人生を捧げる気がしないし、自分でなくても良いと思ったんだ。」なるほど。なんか公務員の人の話っぽいですね。消防士を辞めたのは他にも理由があったのでしょうか。「一番大きかったのは、国際救助隊の部隊が鎌倉になかったこと。高校生で無知だったんだけど、消防士は市の雇われだから異動もない。憧れてたのは国際救助隊だったんだよね。それで2年で辞めて資格の学校で勉強し直して、国際救助隊がある他の自治体の消防士の試験を受け直したんだ。そしたら落ちてしまった。。。」ここで彼の人生は大きく舵を切ったわけです。憧れの職業を目指して一念発起するものの、結果は伴わず。一体どのような道に進むのでしょうか。

 

彷徨う時期が始まる

公務員から一転して無職になったアンリ。何から始めたのでしょうか。「お金もなかったので、バイトをしようと思ってタウンワークを見たら、一つもやりたい仕事がなくて衝撃だった。21歳のときだね。色んなバイトしようと思って、工場で働いたりもしたね。」消防士から工場とは、働く環境が様変わりですね。さらに変わり続けます。「先輩に「面白い仕事をやっている方を紹介してください」とお願いしていたんだ。そしたら、車のオーディオ機器を扱っている人を紹介してくれて。「タイにオーディオ機器を輸出して商売するぞ」って誘われたんだよ。」おぉ!日本に留まらず海外に出て行くとは、カッコイイね!!「それで、先輩とタイに行ったら先輩が「ビジネスが出来る土台を作っておけ」と言って、一週間で帰国したんだよ。結局その人はタイに会いたい女の子がいただけだったんだ。。。」えっ!?どういう意味ですか。。。「先輩が全然戻ってこないんだよ。一週間か二週間でタイに戻ると言っていたのに、戻ってこない。」「仕方なく先輩の友達の女の子の親戚に住む場所を紹介されて、そこで蟹の漁師を2ヶ月やった。そこから次に紹介されたのが米農家で4ヶ月働いたよ。タイ語も分からないし、友達もいないし、大変だったね。」え~~っっと、正直笑えます(笑)タイに輸出貿易をしに行って、蟹漁師と米農家をした日本人は他にいないでしょう。

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父からの教え

日本に無事戻ってくることが出来たアンリ。その後はどうしたのでしょうか。「中古車ブローカーの先輩のところで1年間バイトしていたんだ。その時に親父が死んだ。23歳のとき。その時に色々考えたね。消防士になって、一番喜んでくれたのは親父だった。母親に心配かけたくないし、安心させたいと思った。だから、やりがいのある仕事をやりたいと思ったんだよね。」そうか。親父がキッカケだったのか。どんな親父だったのでしょうか。「親父の教育で「サラリーマンになるな」とか、「会社の歯車になるな」と言われて育ったんだよね。だから、自分で稼ぐことを考えるようになった。」彼の父親は大手のサラリーマンだったそうです。きっと、そこでの経験が息子への想いと相まみえて、強いメッセージとして残ったのでしょうね。 「ちょうど、そのすぐ後に今の師匠に出会ったんだ。兄の同級生の親父さん。「興味あるなら教えるよ。」と言われてね。当初は全く興味なかったんだけどさ。」人生の転機には人との出逢いがあると、良く言われますが、彼も同様だったんですね。

 

どうやって技術を取得したか

彼は按摩マッサージ指圧師という国家資格を持っているのですが、どうやって始めていったのでしょうか。「最初は専門学校に3年行きながら、横浜の治療院で2年働いたよ。「将来独立したい」と言ったら5年かかると言われて、同期の何倍も時間を使って練習したね。」なるほど。結構な努力を重ねていったわけですね。マッサージをする人にも、色んなレベルの人がいると思うのですが、技術の違いはどこで出るのでしょうか。「技術レベルの高さは効果が高いかどうかで決まるよね。そして、痛いものには必ず原因がある。例えば、膝が痛い人だと背中が丸くなっていることが原因のケースが多いから、背中の丸みをとってあげる。」「身体を触って、どこに原因があるかを見つけることも技能の一つだし、悪い場所が分かっても、それを取るのはまた別の技術。原因は奥深いところにあるから、表面だけじゃ、なにも変わらないない。奥の部分に、いかに作用できるか。」「古武道とかに通じるものがあるかも。ちょっとした力で深いところまでつくかどうかが大事だから。」 そうなのかぁ。かなり奥深いものがあるんですね。勉強になります。

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仕事の醍醐味

今では独立してやっているわけですが、仕事を通じて嬉しいことってなんでしょうか。「リアクションがダイレクトに来るのが嬉しいよ。悪い人が良くなると泣いて喜ぶ人もいる。その人の人生を方向修正できてしまうんだよね。足が悪いから外に出れない人が、治療することで外に出ることが出来るようになる。「ありがとう」と泣いて喜ばれて、お金をいただけるなんて凄いことだと思って、極めたいと思ったんだ。」それは素敵な仕事ですね。身体って本当に資本だから、全てが変わりますもんね。逆に大変なことって何があるのでしょうか。「やっていて一番辛いのは治せなかったときや、患者さんに諦められてしまったとき。師匠には「神様ではないから仕方ない。」と言われるんだけどね。自律神経が完全にコントロール不可能になっていたり、骨が曲がって神経がダメになっていると、手に負えないときもある。それでもお金をもらうときに、申し訳ないとも思う。」そうか。色々あるんですね。将来的なビジョンって何かあるのでしょうか。「将来は後進国の子供たちに技術を教えていきたいんだ。資本がかからないものだから、場所さえあれば出来るしね。」素敵なビジョンです。ぜひ実現してもらいたい。ちなみに彼の料金は5,000円で1時間前後と割安感もあります。もしニーズがあれば、繋ぎますのでお気軽にご連絡ください!

 

僕はこう思った

紆余曲折あって、マッサージ師となった友人のアンリ。消防士からスタートしたわけですが、彼がやりたいことの本質は人助け。人助けを通じて喜んでもらうことなのではないかと思います。中学生のときに川に流されていた子供を助けたこともそうだし、目の前の患者さんに喜んでもらうことも人助けです。人助けって商売の基本中の基本。働くの語源は「傍を楽にする」から来ているそうで、彼がやっていることは、まさに働くことです。世の中の仕事は全て誰かのために出来ている。それが彼のように直接的な繋がりのものもあれば、例えば、Webを通じて間接的なものもある。自分がどの部分を選択するかは、自分自身の趣味趣向によりますかね。目の前の人を対象にする仕事と、Webを通じて出来ることは、及ぼす影響の大きさは後者の方があることが多いです。しかし、ダイレクトには伝わりにくい。バックヤード系の仕事の方も同じことが言えるかもしれませんね。それぞれが一長一短あると思うのですが、大事なことは働くことって、常に誰かの人助けであることを忘れないことなのかもしれません。そう考えれば考えるほど、自分自身が働くことで生み出せる価値を高めていきたいものです。

 

今日のサシモニ会場

店名:GARDEN HOUSE

住所:神奈川県鎌倉市御成町15-46

URL:ガーデンハウス レストラン (GARDEN HOUSE Restaurant) - 鎌倉/カフェ [食べログ]

感想:鎌倉で有名なプール付のスタバの横のカフェ。個人的にはこちらの方が落ち着いて話が出来るので好きです。ただ、8時オープンが9時になってしまって。。。ぜひ7時オープンに!!

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サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
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ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

Email:hishiki0519アットgmail.com
FB個人ページ:https://www.facebook.com/yutaka.hishiki

引き篭もりから、夢を見る世界を与える人へ

今回のサシモニのお相手はコバさん!太陽と星空のサーカスというイベントを開催したり、コンスクエンスという飲食店を開いたり。様々なフィールドで活躍されている方です。個人的にも一昨年イベントを開催したときに、大変お世話になった(かつ、メチャメチャ迷惑をかけた)んですよね。コバさんって、面白いのが実は元ひきこもりなんですよ。そっから映画「モテキ」の舞台になったセンス・オブ・ワンダーって野外フェスを開催したりと、幅広い活動をしているんですよね。コバさんの話。ぜひご一読ください!

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今なにやっているんですか?

イベントから飲食店。はたまたキャンプ場の運営まで様々なことをやっているコバさん。今は一体何をしているのでしょうか。「太陽と星空のサーカスという会社を菊池さんと一緒に作って、色んなところでイベントを開催しているよ。他にもアーティストのマネジメントを始めたり、一番星ヴィレッジというキャンプ場を運営したりね。」いつの間にやらアーティストのマネジメントまで始めていたんですね。どういったアーティストのマネジメントを行っているのでしょうか。「ミュージシャン、イラストレーター、映像アートディレクター、マジシャン等複数のジャンルだよね。」なんだか、しばらく会っていなかっただけで、さらに面白い活動をしているみたいです!!

※出典 太陽と星空のサーカス

 太陽と星空のサーカス

先日は吉祥寺PARCOの屋上で開催されたり、中野の駅前やお台場のキャンプ場等。さまざまな場所で開催されている移動式イベントの太陽と星空のサーカス。太陽と星空のサーカスはどうやって生まれたのでしょうか。「ROBOTという会社でクリエイティブディレクターをやっている菊池さんから、「一緒に何かやろう」って話があったんだよね。元々一緒に飲んで楽しんでいただけで、何かをやるって話になるとは思ってなかったけどね。」なるほど。飲みの付き合いの中から生まれたわけですね。そういうのって良いですよね。そこから、どうしてサーカスを始めることになったのでしょうか。「何をやるかではなく、何を伝えたいかを考えてみると、同じ方向を向かいたいだけだと思ってさ。」「道理が色々あるわけではなく、太陽と星空。1つの空を見上げる場合は、同じ方向に進んでいくんだよね。そのための映像を作って見せたいと思ったのが最初。そこから他にもご飯があったり、ワークショップがあったりしたら良いよねって話になったんだよ。」そうだったんですね。イベントをやろうとかって話から始まったわけではなく、自分たちの共感するコンセプトの映像を作って、それが見れる場作りからスタートしたのかぁ。面白いですね。

※出典 太陽と星空のサーカス

移動式映画館

僕は何度か太陽と星空のサーカスのイベントに行ったことがあるのですが、毎回太陽と星空のサーカスの映像が流れているテントの中では、大人も子供も楽しんでいる姿が多く見受けられるんです。あれがやりたいことなんですね。「移動式映画館がメインだからね。そして、サーカスであることがメイン。夢と現実がゴチャゴチャになっているのを子どもたちに見せたいんだよ。」サーカスって響きだけでも楽しそうですもんね。それにしても映像に良い反響が集まっているそうですね。「シカゴ国際映画祭にノミネートされて上映されたり、そのままオーストラリア映画祭や台湾でも上映される予定だよ。」おぉ。何か良く分からないけど凄いですね。でも、どうしてPARCO等の屋上で開催されているのでしょうか。「良い雰囲気のイベントを屋上で開催すると、集客に繋がるからね。企業としても屋上の認知度を上げることで、後々の集客効果があるから、年々呼ばれることが増えているよ。」確かに、デパート等の屋上って昔はなんとなく賑やかなイメージがありましたが、今って閑古鳥のイメージですよね。サーカスが開催されて、楽しそうな屋上はメチャメチャ行きたいです!

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※出典 一番星ヴィレッジ

幼少時代の葛藤

子供たちが楽しめる映像が見られる場を作っているコバさん。自身の子供時代ってどんな子供だったのでしょうか。小学校3年4年のときは登校拒否していたんだよ。金八先生見て生活していたね。19歳で自分で生きていくしかないと家を出たね。19歳のときは、1年間誰にも会ってないくらい引きこもりだったからさ。」リアルニートだったんですね。今のコバさんからは想像もつかないです。子供のときはどんなことを考えていたのでしょうか。「大人を見て、「なにが面白くてこの人達生きているんだろう」なんて思っていたね。子供の頃に見ていたトムソーヤの冒険の映像を見た時はワクワクしたのに、目の前の現実はそうじゃなかったから、毎日が挫折だったかもしれないね。」「色々な言い訳を含めて、夢って叶わないのが当たり前と思っていたのが10代だったよ。」「当時は何で努力をしなきゃいけないか分からなかった。その努力が報われたとして、何があるんだろうってことが分からなかったね。」確かに、僕も高校生くらいのときって、大人に対して全く楽しそうだとは思えなかったから分かる気がします。世界は広いし、色んな人がいるけれども、それって簡単に聞き齧ったくらいの言葉じゃ分からないですよね。

※出典 太陽と星空のサーカス

仏教からの教え

一般的に見たら暗い10代を過ごしていたコバさん。一体何があって変わったのでしょうか。「兄貴や本から教えられた仏教観の生命感かな。仏教って面白いと思って、メチャメチャ勉強したんだよ。釈迦の時代よりも遡って勉強して、そこから前を向いて生きていこうと思った。無始無終って言葉があってね。生きてても死なないと思ったことが大きいかな。」コバさんが仏教の話をしているのを、一度だけチラッと聞いたことがあるのですが、メチャメチャ詳しかったんですよね。ルーツがここにあったのかと分かった瞬間でした。「前を向いたことで、25歳のときにセンス・オブ・ワンダーを立ち上げたり、今に続いている。元々は今みたいなことを考えられる思考じゃなかったし、そのブランクは結構大きい。だかこそ、モノを作る楽しみを与えたり、夢を見るのが当たり前であって欲しい。自分が正反対だったから。」そうなのか。自分が苦しんでいた経験があるからこそ、今多くの人が楽しめたり、夢を見れる場を作っているんですね。素敵です。

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子供ができて変わったこと

そういえば、コバさん最近子供ができて大きくなってきたんですよね。何か変わったことってあるのでしょうか。「子供は今1歳3ヶ月。だんだんコミュニケーションが取れるようになってきて、面白くなってきているよね。」「朝起きると、既に奥さんと子供が起きている。月並みな表現だけど、ピースだなと思うね。」良いなぁ。毎朝ピースを感じられる環境。憧れます。「子供ができてから「これは守らなきゃいけない」というマインドセットが出来たね。縛りとか制約が出来たほうが良いと思うよ。守らなきゃいけないものが増えるという意味での制約はたくさんあった方が良い。自分のことだけで考える知恵と、守らなきゃいけないものが多い人の知恵では、湧いてくるものが違うから。」そうなのかぁ。守るものがあるからこそ、湧いてくるものってあるんですね。誰か僕に先ずは女性を紹介してくれないもんかね(笑)さて、最後にコバさんの将来ビジョンって何かあるのでしょうか。「ビジョンはないね。そのときに出逢った人と、最適なことが出来たら良い。あるとしたら世界平和に寄与したいってとこかな。」かっけーっす。これからもドンドンと色んな場面で活躍してもらいたいっすね!僕も是非コバさん達と色々と一緒にできるよう頑張ります!!

※出典 太陽と星空のサーカス

僕はこう思った

コバさんの話。何かをやりたいけど、やれていない人にとって勇気の出る話ではないかと思う。1年間まともに人と会わないくらい引き篭もっていた人が、今では数多くのイベントを手がけたり、飲食店をやっている。つまり、人間誰だって変われるし、やれることだって一杯あるってこと。ようは何でも自分次第。僕自身も高校生のときなんて、ホントひどいやつだった。周りに迷惑かけてばかりいた。高校時代を知っている人からは「当時と比べると変わったよね。」ってよく言われる。人間変わることが出来る。そのキッカケは色々あるんだと思う。コバさんの場合は仏教の価値観と出合ったことかもしれない。僕の場合は人との出逢い。ただ、何かを待っているだけでは変わらない。コバさんが何かを変えるために家を出たように、何かしら自ら行動しないと変わらない。僕自身も、どうすれば良いか正解が見えない中でも、今の自分に満足できないから、もがきながら行動し続け、少しずつ世界が拓けてきた気がする。何かを変えたいのであれば、ちょっとずつでも行動すれば良いんだと思う。そしたらコバさんみたいに、良い意味で変わっていくことって出来るんじゃないかな。

 

コバさん情報

太陽と星空のサーカスHP:http://sunandstars.jp/

一番星ヴィレッジHP:http://star-village.jp/

コンスクエンスHP・consequence[コンスクエンス]

豆情報:太陽と星空のサーカスでは、現在人を募集しているそうですよ。イベントプロデューサーみたいな立ち位置の仕事で、想像力がある人が良いみたいです。確かに想像力がないと、色んなところでシナジー生む考えとか生まれないですもんね。もし興味がある方がいればコバさんに繋ぎますので、お気軽にご連絡ください!

 

今日のサシモニ会場

店名:青山壹番館 渋谷店

住所:東京都渋谷区1-4-27

URL:青山壹番館 渋谷店 (アオヤマイチバンカン) - 渋谷/喫茶店 [食べログ]

感想:渋谷駅から少し歩く立地ですが、落ち着いた雰囲気でかなり良さ気です。珈琲も美味しいですし、ゆっくり話をするには非常に向いているお店です。オススメ!

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サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

Email:hishiki0519アットgmail.com
FB個人ページ:https://www.facebook.com/yutaka.hishiki